西海市長選 18日投開票 現職と2新人、市議選も

 任期満了に伴う西海市長選と市議選は18日投開票される。市長選は、前市議で新人の田崎耕太氏(38)=無所属=、2期目を目指す現職の杉澤泰彦氏(68)=無所属、自民・公明推薦=、新人で前市議の岩本利雄氏(78)=無所属=の3人が最後の追い込みに総力を挙げている。
 市議選は定数18に19人(現職13、元職1、新人5)が立候補し少数激戦。各候補とも、支持拡大に奔走している。
 投票は市長選、市議選ともに18日(大瀬戸町松島、崎戸町江島、平島は17日)、午前7時から午後6時まで市内39カ所で行われ、同8時から大瀬戸総合運動公園体育館で開票される。市長選は同10時ごろには大勢が判明する見通し。
 田崎候補は新庁舎建設と市の核づくり、基幹産業としての農林水産業振興、教育の県内最高水準化の3点を柱に「大胆に西海市を改造する」と刷新を強調。
 杉澤候補は医療費助成など子育て支援の拡充、肥前大島港埋め立てなど1期目の実績をアピール。「西海市は今、生まれ変わろうとしている」と継続を唱える。
 岩本候補はふるさと納税の強化で、返礼品として地場産品の消費を拡大。寄付金を原資とした人口増対策に取り組み「地域に活気を取り戻す」と訴えている。
 有権者数は2万2979人(男1万1148、女1万1831)=10日現在、市選管調べ=。

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