中上貴晶「大きな転倒による痛みで苦戦しましたが、ベストを尽くしました」/MotoGP第3戦ポルトガルGP初日

 4月16日、2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP MotoGPクラスのフリー走行がポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は総合10番手に入った。

 第1戦カタールGP、第2戦ドーハGPの2連戦から1週間を挟んで行われる第3戦ポルトガルGP。初日のフリー走行1回目は、朝方まで降っていた雨の影響でウエットパッチが路面に残るコンディションのなか行われた。中上は1分43秒036の12番手のタイムを記録し、ドライコンディションとなったフリー走行2回目では、1分40秒611の10番手までポジションを上げた。

 中上はフリー走行2回目の開始早々に1コーナーで激しく転倒しており、セッション終盤スペアマシンにソフトタイヤを装着してコースイン。総合10番手タイムを記録し、連続で1分41秒台のタイムを刻んだものの、周回数は8周で終わっている。

 2020年の最終戦ポルトガルGPで予選11番手から決勝5位に入賞した中上。今年のポルトガルでどこまでポジションを上げられるか、土曜日のフリー走行3回目と予選で転倒の影響がないことを期待したい。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(FP1:12番手/FP2:10番手)
「残念ながらFP2の最初のラップで大きな転倒をしてしまいました。衝撃が大きく、かなり痛く、ダメージもありました。しかし、メディカルスタッフのおかげで、残り12分でコースに戻り、ベストを尽くすことができました。痛みがあったため、苦戦しました。満足のいく走行は出来ませんでしたが、最後の瞬間までベストを尽くしました」

「この状況では何も期待できなかったので、今日の10番手という結果は、とてもうれしいです。チーム全体に感謝しています。彼らはすばらしい仕事をしてくれました。明日がどうなるか楽しみです。体調がよくなり、セットアップを進められることを願っています」

2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP初日フリー走行(6) 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP初日フリー走行(1) 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP初日フリー走行(2) 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP初日フリー走行(3) 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP初日フリー走行(4) 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第3戦ポルトガルGP初日フリー走行(5) 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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