【大相撲】合同稽古参加予定の正代 待望のエヴァ鑑賞に「説明しづらい…」

稽古で汗を流した正代(右)

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)を控えた17日、大関正代(29=時津風)が東京・墨田区の部屋で稽古を行った。将豊竜(24)ら幕下を相手に相撲を13番取って全勝。一気に押し出す場面もあったが「まだまだ、思ったより足が前に出ない」と課題を口にした。

春場所を7勝8敗で負け越し、夏場所は自身2度目のカド番となった。不振の要因には体重を約10キロ落としてしまったことを挙げ「どうしても(場所中に)170キロを下回ってしまうので、170をキープできたら。どうせやせるので」と、現在は増量に励んでいる。

一方、先場所後は外出が可能となり、公開中の「エヴァンゲリオン」を鑑賞した。大関が映画館に足を運べば目立ちそうな気もするが、そこは「予約で(空席状況を)見て、人が少ない時間に行った」という。待望の一作だっただけに、大画面に集中できるよう工夫したようだ。

ただ、感想を問われると、独特な世界観に「自分たちで考えないといけない作品。すごい不思議。ストーリーは分かっているけど説明しづらい。見てもらうしかない」と語った。

お気に入りの作品でリフレッシュした正代。19日から国技館内の相撲教習所で行われる合同稽古には参加の意向で「体の反応と立ち合いの確認をできれば」と気を引き締めた。

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