有働由美子アナも驚き絶賛する亀梨和也の人間力

4月16日、フリーアナウンサーの有働由美子がパーソナリティーを務めるラジオ番組「うどうのラジオ(ニッポン放送」の冒頭で、亀梨和也とのエピソードを紹介した。

有働アナの控室をノックした思いがけない訪問者

 15日の夜、有働アナが23時から始まる「news zero(日テレ系)」の放送前、控室でスタンバイしていると、扉をノックする音がして、スタッフと思い「どうぞ」と言うと、亀梨和也が立っていたという。亀梨とは、有働がMCを務めていた朝の情報番組『あさイチ(NHK)』にゲスト出演したときに一度話しただけで特に親しい関係ではないが「上田晋也さんのエッセイを読んだら、有働さんのお弁当の話が書いてあったので、持ってきました。どうぞ」と自分の弁当を渡し、爽やかに去っていたという。

 亀梨が読んだ本は、2月9日に発売した上田晋也(くりぃむしちゅー)は初の書き下ろしエッセイ『経験 この10年くらいのこと(ポプラ社)』。亀梨と上田は『Going! Sports&News(日テレ系)』で10年以上共演している仲だ。

 有働アナにとって上田は所属事務所の先輩で、以前同じ時間帯に同じ局にいた時期に毎回控室に挨拶に行っていたという。最初はきちんと挨拶していたが、徐々に親しくなり、すっぴんで訪れるように。「(上田の)控室にある沢山のお弁当を有働アナが見つめるため、持って行っていいよと言ったところ、その後はお弁当を貰うために挨拶に来るようになった」とユーモラスに書かれている。

「亀梨和也、おそるべし」上田晋也も驚く気遣い

 亀梨と会った後、有働アナは上田にLINEを送り「番組共演者という関係性だけでエッセイを読んで、しかも短い数行のくだりをしっかり覚えていて、たまたま同じ時間に同じ局にいて控え室が近かった私に自分のお弁当を持って来てくれるなんて、上田さんの躾がすばらしい」と報告すると「躾なんてとんでもない。俺はそんなことひと言も言ってない。亀梨和也おそるべし」と返事が来たという。

有働アナは「亀梨和也さんの人間力がすごいということが分かりました。爪の垢でも煎じて爽やかにスタートしたいと思います」と感激冷めやらぬ様子で語った。

 相手の気持ちに寄り添う気遣いに奈緒も感激

SNSでもこのエピソードが話題に。「この数ヵ月の仕事量が半端ないのに、上田さんのエッセイをちゃんと隅々まで読んでる亀梨くんの時間の使い方を見習いたい」「さりげない気遣い、みんな好きになっちゃうよね」「気づきと気遣いが半端ない」「人懐っこく、チャーミングな亀梨くんらしい」「相手を恐縮させない遊び心のある優しさだね」「有働さんのお人柄と知性も素敵」といった感想をつぶやく人がたくさん。

 以前、ドラマ『FINAL CUT(関西テレビ・フジテレビ系)』で亀梨と共演した栗山千明も「さりげない気遣いができる優しいジェントルマンで、いつも明るく現場のムードを高めてくれる方」と語ったが、老若男女に関わらず、共演者が亀梨の人柄を語るときに必ず「気遣い」「ジェントルマン」「優しい」「真面目」といったワードを口にする。

映画「事故物件恐い間取り」で共演した奈緒も、体力を使うシーンの撮影後に、亀梨から焼き肉弁当の差し入れをもらい「何気ない会話の中でタン塩が好きと言ったことを覚えていてくれて、タン塩も入っていて感動した」と感激したそうだ。

 相手に興味を持ち、相手の話をよく聞くこと、相手がしてほしいことをすることは、良好な人間関係をつくる基本だが、簡単なようで難しい。しかも、人気アイドルやスターの立場でそれができるとは、まさに「おそるべし」。

 『Going! Sports&News』で亀梨のインタビューなどを見ても、自己を前面に出さずに相手の心を自然に開き、視聴者が知りたいこと、本音を引き出していくが、これも人間力と気遣いの賜物ではないだろうか。ジャニーズでは、嵐の櫻井翔、関ジャニ∞の村上信五、A.B.C-Zの河合郁人らがMC枠で活躍しているが、人間力を生かした亀梨のMCやインタビューも、もっと見てみたいと期待する人は少なくないのでは

 〈ライター/佐藤ジェニー〉

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