【KKTバンテリン】高橋彩華がツアー初V王手「うまくパーで切り抜けられた」

高橋彩華

女子ゴルフの高橋彩華(22=東芝)が、国内ツアー「KKT杯バンテリンレディス」2日目(17日、熊本空港CC)、7バーディー、1ボギーの66で回り、通算10アンダーで単独に立ってツアー初優勝に王手をかけた。

2番パー4で3パットのボギーを叩く嫌な出だしだったが「ボギーを打った次のホールが3メートルぐらいのパーパットが残ってしまって、そこでうまくパーで切り抜けられたので、落ち着いて自分のプレーに戻ったかなと思います」と振り返った。その後は13番パー3で10メートルを沈めるなど圧巻のバーディーラッシュを見せた。

2021年に入って6戦で3位が2度と好調をキープしているが、あと一歩が遠い状況が続く。そんな状況を振り払うがのごとく、最終18番では先に通算9アンダーでホールアウトしていた古江彩佳と吉田優利のスコアを確認した上で「勝ちたいので入れて終われという気持ちで打ちました」と4メートルのバーディーパットをねじ込んだ。

勝負の最終日18ホールへ「単独首位とかは考えずに今日みたいな気持ちでプレーしたいなと思います。今日は最後まで自分自身を比較的コントロールできていたので、明日もこんな感じでいけたらいいスコアで上がれると思います」。自然体のプレーで悲願を達成するつもりだ。

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