色の変化楽しむ スマウラフゲンゾウザクラが見ごろ

見ごろを迎えているスマウラフゲンゾウザクラ=波佐見町長野郷

 東彼波佐見町長野郷の今里忍さん(68)方の庭にあるスマウラフゲンゾウザクラが見ごろを迎えている。黄緑色の花びらが散り際に桃色に変わるのが特徴で、1~2週間程度は色の変化が楽しめそう。
 1990年代に神戸市の須磨浦公園でフゲンゾウの枝変わりとして見つかり「平成生まれの桜」とも呼ばれる。ソメイヨシノより遅い4月の下旬が見ごろとされるが今年は例年より早く咲いた。
 妻の須磨子さん(65)が、自分の名前と似ていることから親しみを覚え、6年前に還暦祝いとして植えた。当初は咲かなかったが3年前に初めて花を付け、毎年増えているという。須磨子さんは「令和の時代も道行く人を楽しませてほしい」と話している。

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