仮面女子がアキバで「牛深ハイヤ」披露 木下友里「生演奏で踊ってみたい」

「牛深ハイヤ」を披露した仮面女子、東京牛深ハイヤの会、ちぃたん☆

アイドルグループ「仮面女子」が17日、郷土芸能「牛深ハイヤ踊り」を仮面女子カフェ1部公演で披露した。この模様は東京・秋葉原の常設劇場から熊本県天草市牛深町で開かれた「牛深ハイヤ祭り」(牛深総合センター)にネット中継された。

仮面をかぶり激しいダンスで知られる仮面女子だが、この日は着物姿で登場。オリジナル楽曲「散華(はらら)」「天地‐AMATSUCHI‐」「POPPING☆SUMMER」「ファンファーレ☆」を披露した後、いよいよ「牛深ハイヤ」となった。音楽、かけ声、手拍子にあわせて踊るメンバー。途中から振付指導を行った「東京牛深ハイヤの会」の吉川恵さんら5人とゲストの暴走キャラ「ちぃたん☆」もステージに登場。ヲタクの聖地でアイドルと伝統芸能の融合パフォーマンスを繰り広げた。

牛深ハイヤ踊りの披露を終えたリーダー・木下友里(19)は「ゆっくりの曲の方が合わせるのが大変です。振付にも網を引いてるとかボートを漕ぐとかの意味があって、それをうまく表現したかった」とホッとした様子。練習では「手を開かない」など細かい動きを指導されたという。センターの森下舞桜(18)は「腰を沈めた状態(中腰)で足は必ずT字形。視線も“海を見て空を見て”の意味が込められている。私たちがしてきたことと全く違うジャンルの踊りなので、一から教えていただきました」と振り返る。

予想以上のパフォーマンスはファンからも支持された。木下は「真剣にやっているのが良かった」「ファンの方から指先が揃っていて動きがしなやかだったという言葉をいただけた」と満足げな表情。

異色コラボを成功させた仮面女子。森下は「今回は劇場での演技でしたが、屋外でやって盛り上げたい」、木下は「生演奏で踊ってみたい」と意気込んだ。

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