ナショナルズ・ストラスバーグ 右肩の炎症で戦線離脱

日本時間4月19日、ナショナルズはスティーブン・ストラスバーグを右肩の炎症により10日間の故障者リストに登録したことを発表した(同16日にさかのぼって適用)。現在32歳のストラスバーグは今季ここまで2試合に先発して0勝1敗、防御率6.30という成績。同8日のブレーブス戦では6回1安打無失点と好投したが、同14日のカージナルス戦では3本塁打を浴び、5回途中8安打8失点(自責点7)でノックアウトされていた。

ストラスバーグは2019年シーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してFAとなり、ナショナルズと7年2億4500万ドルで再契約。しかし、昨季は右手根管の神経炎によりわずか2試合しか登板できなかった(0勝1敗、防御率10.80)。今季はマックス・シャーザーに次ぐ先発2番手として復活が期待されていただけに、故障離脱はナショナルズにとって大きな痛手となる。

ナショナルズはストラスバーグのほか、左脇腹を痛めているワンダー・スエロの故障者リスト入りも発表。故障離脱した2人に代わってパオロ・エスピーノとライン・ハーパーの2人がメジャー昇格を果たした。現在34歳のエスピーノは昨季3年ぶりにメジャーへ昇格して2試合に登板。日本時間4月19日のダイヤモンドバックス戦でストラスバーグに代わって先発を務めることになっている(記事執筆時点ですでに試合は始まっており、1回表にジョシュ・ロハスに1号先頭打者アーチを被弾)。

現在32歳のハーパーはツインズでメジャーデビューした2019年に61試合で4勝2敗1セーブ、12ホールド、防御率3.81をマークしたものの、ナショナルズへ移籍した昨季は23試合で1勝0敗、1ホールド、防御率7.61と低調だった。ナショナルズが日本時間4月7日に5日遅れの開幕を迎えたときにメジャー昇格を果たしたが、登板機会がないまま3日後に降格。今季すでに8試合に登板しているスエロに代わってブルペンの一角を担うことになりそうだ。

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