エンゼルス・大谷 今季2度目の先発は日本時間21日に決定

日本時間4月19日、エンゼルスは大谷翔平が同21日に本拠地エンゼル・スタジアムで行われるレンジャーズ戦に先発する予定であることを発表した。大谷は同18日にブルペンで30球を投じ、ジョー・マドン監督はこれを踏まえて次回登板を決定する方針を明らかにしていた。エンゼルスはツインズ戦2試合が延期となったため、大谷の登板も後ろにずれ込む可能性があったが、レンジャーズ3連戦でディラン・バンディ、大谷、ホゼ・キンターナの3人が先発することになった。

大谷が今季唯一登板したのは日本時間4月5日のホワイトソックス戦。この日は「2番・投手」でスタメン出場して第1打席で先制の2号ソロを放ち、4回まで相手打線を無得点に抑えた。ところが、5回表に二死満塁のピンチを招くと、暴投と振り逃げ、捕手マックス・スタッシの悪送球で3失点。本塁上で走者と交錯するシーンもあり、球数が92球に達していたため、このイニングを投げ切れずにマウンドを降りた。大谷に記録された自責点は1で、今季の防御率は1.93となっている。

今季の大谷は登板した翌日に代打で出場したのを除いて、すべての試合に2番打者としてスタメン出場しており、今季2度目の登板となる日本時間4月21日も「2番・投手」でスタメンに名を連ねる可能性がある。先発ローテーションの2周目は右手中指のマメの影響で登板を回避したが、ブルペンでの投球練習では「登板に問題なし」との判断が下されたようだ。マドンによると、マメの再発による早期降板に備え、ロングリリーフの投手を待機させる予定となっているという。

打者としてはここまで全13試合に出場して打率.333、3二塁打、2三塁打、4本塁打、12打点、2盗塁、OPS1.076という素晴らしい活躍を見せている大谷。今季2度目のマウンドでもバッターボックスと同様の輝きを見せることができるか注目だ。なお、3連戦の初戦ではレンジャーズの有原航平が先発予定となっており、打者・大谷との対決が実現するかもしれない。

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