若くてもパーキンソン病になる可能性、最年少はわずか2歳―中国メディア

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パーキンソン病は、65歳以上の高齢者の発病率が約2%に達している慢性疾患で、中国にはすでに300万人の患者がいる。心脳血管疾患やがんに続いて中高年者の健康を脅かすパーキンソン病であるものの、中高年者だけが患う可能性のある病気ではない。
■最年少患者はわずか2歳
中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルの報道によると、パーキンソン病の発病平均年齢は65歳であるものの、臨床上では40歳以下で発症する若年性パーキンソン病も決して珍しくはない。若年性パーキンソン病は、パーキンソン病全体の10%を占めており、現時点で最年少患者はわずか2歳だ。
すでに母親となっている麗梅さん(仮名)は、19歳の時に、パーキンソン病と診断された。当時、麗梅さんは師範学校に通っており、風邪をひいて発熱した後、手や足が震え、脱力感に襲われるようになった。始めのうち、その症状は軽かったものの、次第に悪化し、時には歩くことすらできないほどになってしまった。
その後、麗梅さんは27歳の時に結婚。交際が始まってから、結婚するまで、夫には病状を隠すことなく伝えていたという。そして、1年後に妊娠し、女の子が生まれた。しかし、出産後は何もできなくなってしまった。震えに効く薬は見つからず、赤ちゃんに母乳をあげることも、抱っこすることもできなかった。さらに、不治の病を前に、夫の忍耐力も限界に達し、麗梅さんが最も支えを必要とする時に、彼女のもとを去ってしまったという。
■歩き方がおかしくなったらパーキンソン病を疑うべき
パーキンソン病についてあまり知らない人が多いため、多くの高齢者は、初期に受診して、治療を受けることなく、治療の最良の時を逃してしまい、病状が重くなり、家庭に大きな負担をもたらすというケースも多い。
そのためパーキンソン病の初期の症状を正しく見極め、すぐに治療を受けることが最も肝心となる。腰や背中が曲がったり、動作が鈍くなったり、体が麻痺したりなどの症状がある時は、すぐに大きな病院の神経内科を受診した方がいい。
パーキンソン病の症状については、自分自身で生活の細かい所にまで気を配っておくほか、家族の観察も重要だ。座っている時や歩いている時に、腰や背中が曲がっているのが目立つにもかかわらず、普通に寝転んでいる時は全く曲がっていないなら注意が必要だ。また、小刻み歩行や前のめりで歩き、歩いているうちに早足になり、自分ではとまることができなくなってしまう突進歩行などもパーキンソン病の症状。さらに、歩いている時に、片足を引きずるように歩き、足を上げる時の高さがバラバラで、腕の振り方が不自然になったり、まったく腕を振らなくなったりすることもある。そして、服を着たり、ボタンを掛けたり、靴の紐を結んだりするのがままならなくなったり、体が硬直したりするなども、パーキンソン病の症状である可能性がある。
実際には、パーキンソン病は恐ろしい病気ではなく、早期発見と早期治療ができれば、症状をコントロールし、患者の生活の質を向上させ、進行を遅らせることができる。
■病気の進行を遅らせるのに有効な太極拳やヨガ
成都市第八人民病院神経内科の楊紹傑(ヤン・シャオジエ)主任は、「パーキンソン病はさまざまな要素が重なって発病する。現時点では、遺伝的要素と、環境的要素が重なって発病すると考えられている。一部の環境的要素、例えば、重金属や農業で使われている殺虫剤、除草剤などの曝露などがその発病と因果関係があるとみられているほか、老化などとも関係があると考えられている」と説明する。
また、科学者は運動やカフェインがパーキンソン病から保護する要素になることを発見している。さらに太極拳やヨガなども、パーキンソン病患者の病状の進行を遅らせることができることが証明されている。つまり、健康的なライフスタイルや運動が、健康を保つ秘訣であることは間違いない。(提供/人民網日本語版・編集/KN)