【車?電車?】ソロキャンプに行く方法は何がある? それぞれの違いや特徴を徹底比較!

こんにちは、ソロキャンパーのもめです。ソロキャンプに行く方法は、車やバイク、自転車などいろいろとありますよね。私は、よく電車でソロキャンプに出掛けます。今回は、さまざまな「ソロキャンプに行く方法」を比較してみました。比較するのは車・バイク・自転車・電車の4種類!それぞれの違いや特徴をまとめているので、これからソロキャンプを始める人はぜひ参考にしてくださいね!

【車で行くソロキャンプの特徴】装備を選ばない幅広さが魅力!

筆者撮影 

車は、ソロキャンプに行く方法としては、1番基本的な手段なのではないでしょうか。

私も、「ソロキャンプ初心者に最もおすすめな方法は?」と聞かれたら、「車」と答えると思います。なぜなら、車ソロキャンプは、1番幅広いキャンプスタイルを受け入れてくれるのが特徴だからです。

基本的にはどんな道具でも持っていけるからスタイルを選ばない

車ソロキャンプの1番の特徴は、その圧倒的な積載力によって「キャンプスタイルを選ばないこと」です。

今回比較する4種類のなかでは、ダントツで積載力のある方法が車です。

リュック1つ分の道具にまとめるコンパクトなソロキャンプから、薪ストーブを使った引きこもり冬ソロキャンプまで、大中小どんなキャンプでも受け入れる懐の広さが車キャンプの良さですよね。

筆者撮影 車なら私のいつもの徒歩キャン装備に、着替えやクーラーバックを追加しても余裕!!

車なら、キャンプ道具を選ぶときにも、収納サイズをあまり気にしなくて良くなります。大きいクーラーボックスも積めるので、食事の楽しみの幅も広がります。

環境の変化に強いのも車!

基本的にどんな環境でもやり過ごせるのも、車の特徴です。

移動中の雨は難なく受け入れてくれますし、キャンプ場でテントが崩壊するなどトラブルがあったときでも、車を最後の避難場所として使えます。

このように、車は、大きな環境の変化にもある程度対応できる強みを持っているのです。

そんな意味でも、初心者に最もおすすめしたいのは車ソロキャンプですね。

車ソロキャンプの弱みや大変なことは?

逆に車ソロキャンプの弱みは何があるでしょうか。ざっとこんな感じです。

  • そもそも車を所有するハードルが高い
  • テントサイトと駐車場が遠いと大変など、利用できるキャンプ場を選んでしまう

そもそも車を所有するのに1つのハードルがありますよね。さらに、キャンプ場で支払う料金も1番高くなることが多く、コストは1番かかります。

そして、キャンプ道具をたくさん積めるのはメリットですが、逆に大変なこともあります。

車が横付け出来ないキャンプ場だと運ぶのが大変ですし、積みすぎるとソロでの設営撤収が面倒になります。

【バイクで行くソロキャンプの特徴】道具の積載も楽しみの1つ! 場所を取らないサイズも魅力的

123RF

バイクは、車と同じくらいの行動範囲ですが、道具の積載面で特に違いが見られます。

限られた積載量の中で好きな道具を厳選する楽しみ

バイクの積載量は、車に比べると圧倒的に少ないです。

そんな限られた積載量の中で、お気に入りの道具を厳選する楽しみがバイクソロキャンプにはあります。

バイクは、そのままの状態だと基本的にほとんど荷物を積めません。シートバックやキャリアボックスを取り付けることで、初めてキャンプ道具を積めるようになります。

バイクソロキャンプの楽しみは、シートバックなどに入るキャンプ道具を選ぶところから始まり、それらの道具をどうやってパッキングするのかも工夫が必要。

自分の中での最適解を見つけていくのは、まるでパズルを解いていくようです。

そうやって工夫してパッキングした道具と一緒にバイクで駆けていく楽しさは、バイクソロキャンプの魅力ですね。

車体が小さいといろんなメリットがある

123RF

バイクは車よりも車体がコンパクトです。

車体が小さいと、キャンプ場の利用料金が安かったり、小さなスペースがあればキャンプができたりといった良いことがあります。

車並みの移動能力を持ちながら、ソロキャンプと相性が良いのもバイクの魅力です。

バイクソロキャンプの弱みや大変なことは?

バイクソロキャンプの弱みは、以下のようなポイントが挙げられるでしょう。

  • 所有のハードルがある。車にはないバイクならではの装備も多い!

バイクも車同様、所有のハードルは少々高め。さらには、ヘルメットやプロテクターなど、車にはない装備も用意する必要があります。

また、バイクは環境の変化にとても弱く、雨が降ると辛い。

さらに、車種によってはキャンプ場のフィールド状況によっても、緊張する場面が多くなります。

ダート道走行が難儀だったり、柔らかい地面だと駐車するのが大変だったり、といった苦労はバイクならではです。

【自転車で行くソロキャンプの特徴】装備・パッキング・自分の体力の天秤はロマンがいっぱい!

筆者撮影

自転車は、バイクと同じく二輪車ですが、1つ大きく異なる点があります。

それは、自転車ではエンジンの役割を、自分の足が果たすということです。それが魅力にも弱みにもなるのが自転車です。

パッキングはよりシビアに それが楽しい自転車ソロキャンプ

筆者撮影

自転車ソロキャンプでのパッキングは、バイクよりも一層シビアになっていきます。そのシビアさの中で工夫していく苦労と楽しみは、自転車ソロキャンプならではの魅力です。

ちなみに、電車での徒歩キャンプがメインの私は、自転車ソロキャンプのパッキングが1番シビアだと思っています。

なぜなら、自分で道具を背負うと自転車を漕ぐのが大変になるし、車体に積載できる量も限られているから。

自転車の行動範囲は、自分の体力がすべて。自分が背負える重量には限界があります。

さらに、車体が細く軽いため積載も一苦労。バイクパッキングやキャリアを取り付けるなどの工夫が必要になってきます。

とっても大変。でも、そんな大変さを乗り越えてこそ味わえるソロキャンプの楽しさが、自転車ソロキャンプの魅力なんです。

自分の力で進んでいく喜び

筆者撮影

自転車ソロキャンプの道中は、すべて自分の力で進んでいくしかありません。

そんな風に頑張ってキャンプ場にたどり着き、テントを設営して落ち着いた瞬間は何ともいえない達成感があります。

これが癖になると、自転車キャンプにはまってしまうのでしょう。

自転車ソロキャンプの弱みや大変なことは?

自転車ソロキャンプの弱みはこんな感じ。

  • 行動範囲は自分の体力がすべて。どうしても限界はある。
  • コンパクトなキャンプ道具は高級品

自転車キャンプは、自分の体力で進める範囲が行動範囲です。だから、輪行(※)をしない限りは、行動範囲がかなり限定されます。

そのため、行けるキャンプ場は、他の手段に比べて減ってしまうでしょう。

※輪行とは、自転車を分解して電車で遠くに移動し、移動先でまた組み立てて自転車に乗ること。

電車で移動する分、1日に移動できる距離が長くなる。

しかし、電車内ではキャンプ道具+自転車を手に持つことになるため、難易度はめちゃ高い(今回挙げた手段の中ではトップクラス)。より洗練された自転車選び・道具選びが必要になる。

さらに、意外と出費がかさみます。より楽に漕ぐためには高級な自転車が必要になるし、道中では自分へのエネルギー補給は必須です。

筆者撮影 こまめなコンビニ休憩は必須!

加えて、キャンプ道具は軽量コンパクトになるほど高価になる傾向があるため、自転車に積載するための道具選びをすると、自然と高いキャンプ道具ばかりになりがち。

意外とお金がかかるんですよね、自転車ソロキャンプ…。

ただし、キャンプ場の利用料金は、駐車場代や追加料金は取られないことが多いので、車やバイクでのソロキャンプより安く済みます。

【電車で行くソロキャンプの特徴】自分の身体だけで旅をするのが魅力的

筆者撮影

私のメインの手段となっている電車ソロキャンプ。徒歩キャンプやバックパックキャンプと呼ばれることも多いです。

自分の足でのんびり旅をする感覚が楽しいしロマンがある

電車やバスを乗り継ぎながらキャンプ場へ向かう感覚は、のんびりひとり旅をする感覚にとても似ています。

その地域ならではの乗り物の空気を感じながら移動できるのは、電車キャンプでしか味わえない魅力でしょう。

筆者撮影 車窓を眺めながら移動する楽しさ。

自分で交通手段を持っていなくても遠くへ行けるのも魅力的で、車やバイクを持たない人が気軽にソロキャンプをできる唯一の手段でもあります。

電車ソロキャンプは、意外と車ソロキャンプの次に初心者におすすめな方法かもしれません。

「車を持っていないからキャンプができないな…」とキャンプをあきらめている人がいるとしたら、電車キャンプを検討してみてはいかがでしょうか。

自分が持てるだけの道具を工夫してパッキングする楽しさ

筆者撮影

電車ソロキャンプも、道具を厳選し工夫してパッキングする魅力があります。自分が背負えるだけの道具しか持ち運べないからです。

ちなみに、バイクも自転車も電車も、道具を厳選する必要がありますが、どの方法を選ぶかによって難易度は異なります。

私は、バイク > 電車 > 自転車の順で難しくなっていくと思っています。

バイクが1番道具の幅が広くて、自転車は道具選びがより難しくなるイメージ。

電車は、バイクと自転車の間。自転車ほどシビアではありませんが、バイクよりも道具の重量は気にしなくてはなりません。

キャリーカートを使えば、電車キャンプでもある程度の大きさの道具までは持ち運べます。ただし、5kgのポリコットンテントなど、あんまりにも重いものは大変です。

電車ソロキャンプの弱みや大変なことは?

電車ソロキャンプの弱みもいくつかあります。

  • 行けるキャンプ場には限度がある。山奥のキャンプ場等は厳しい
  • 匂いやパッキングで周りの人に迷惑をかけないように気を付ける必要がある

電車キャンプは、キャンプ場の最寄りの駅やバス停からは、自分の足で歩くことになります。自分がどのくらい歩けるかによって、行けるキャンプ場に限界があります。

山の上にあるようなキャンプ場の場合、登山ができるような装備じゃないと厳しいこともありますしね。

筆者撮影 良い景色を見るためにはヒィヒィいいながら坂を登ることだってある。(パインウッドキャンプ場)

さらに電車キャンプは、電車やバスで他の人と乗り合わせる機会があります。

自分の装備で他の人にけがをさせないようにパッキングする必要があったり、焚き火の匂いに気を遣って人のいない電車を選んだりといった苦労は、電車キャンプならではです。

▼まるでひとり旅のような電車ソロキャンプの魅力は、以下の記事で詳しくチェック!

自分に合ったスタイルを選んで自分だけのソロキャンプを!

左上:123RF 左上以外:筆者撮影

今回は、ソロキャンプに行く方法にどんなものがあるのかをまとめてみました。

車・バイク・自転車・電車、それぞれに魅力や大変なことがありましたね。

これらのどこに1番魅力を感じて、どこが1番デメリットになるのかは人それぞれです。

例えば私の場合、車の所有は難しいので「車の所持」のハードルはとてつもなく高いです。

その代わり、道具は比較的軽量なものを持っていて、多少の気合は持ち合わせているので(笑)、電車キャンプの弱みはあまり気にならなかったりします。

私が自転車ソロキャンプにそこまでがっつりハマらないのは、キャンプ道具を背負って自転車キャンプに行っても、達成感よりも疲労が上回ることが多いからなのでしょう。

そして、私はいま、二輪の免許をとってバイクソロキャンプに挑戦しようとしています。

パッキングの楽しさとエンジンのパワーによる行動範囲の広がりに、とっても魅力的に感じるからです。

こんな風に「自分に合ったスタイルはどれなんだろう」と考えながら、ソロキャンプに行く方法を考えてみてくださいね!

ソロキャンプを楽しみたい人へ あわせて読みたいソロキャンプのアイディア記事

© ハピキャン