最新のパワー・ランキング トップ5に3球団が新規ランクイン

日本時間4月19日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団のここまでの戦いを反映した最新のパワー・ランキングが公開された。レッドソックス、ロイヤルズ、マリナーズがア・リーグ各地区の首位に立ち、ヤンキースがリーグ最低勝率に沈むなど、予想外の展開となっているシーズン序盤。ナ・リーグではレッズがメジャー2位の得失点差(+24)を記録する快進撃を見せている。9人のライターの投票で決まるパワー・ランキングにも大きな変動があった。

1位ドジャース、2位パドレスは前回から不変だったが、3位には前回20位のレッドソックスが大幅ランクアップ。オリオールズに開幕3連敗を喫したあと、13試合で10勝をマークした快進撃が高く評価された。その戦いを支えているのは安定感のあるブルペンで、救援防御率3.03はメジャー6位の好成績。また、勝利した10試合のうち6試合で7得点以上を記録するなど、打線の頑張りも目立っている。

4位は前回8位のレッズ。チーム合計24本塁打はブレーブス(25本塁打)に次ぐメジャー2位の数字であり、好調な打線がチームの快進撃を支えている。開幕から不調だったジョーイ・ボットーがこの1週間は23打数10安打(打率.435)、3本塁打、7打点と好調で、球団史上3人目となる300本塁打まであと2本。また、日本時間4月18日のインディアンス戦ではライナーを好捕し、トリプルプレーを完成させた。

5位にはブリュワーズが前回の14位から大幅ランクアップ。特に先発陣の好調ぶりが目立ち、先発防御率2.07はメジャー1位の数字となっている。エースのブランドン・ウッドラフが防御率2.12と安定しているのに加え、昨季急成長を遂げたコービン・バーンズは防御率0.49、WHIP0.22と驚異的なピッチング。フレディ・ペラルタにも覚醒の予感が漂っており、強力ローテーションは今後の他球団の脅威となりそうだ。

6位以下のランキングは以下のようになっている(カッコ内は前回の順位)。

6 ツインズ(4)
7 ブレーブス(6)
8 メッツ(10)
9 レイズ(9)
10 ホワイトソックス(7)
11 ヤンキース(3)
12 アストロズ(5)
13 カージナルス(13)
14 エンゼルス(11)
15 アスレチックス(17)
16 フィリーズ(15)
17 ブルージェイズ(12)
18 ジャイアンツ(22)
19 インディアンス(19)
20 ロイヤルズ(21)
21 マリナーズ(24)
22 カブス(18)
23 マーリンズ(23)
24 ナショナルズ(16)
25 タイガース(25)
26 オリオールズ(26)
27 パイレーツ(30)
28 レンジャーズ(28)
29 ダイヤモンドバックス(27)
30 ロッキーズ(29)

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