海南省・昌江で中国の伝統的祝日「三月三」を迎える盛大な祝賀行事

伝統的な祭り「三月三」を祝う昌江の人々

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【海口(中国)2021年4月19日新華社=共同通信JBN】2021年4月14日は旧暦3月3日にあたり、黎(リー)族と苗(ミャオ)族の伝統的な祝日でもある。海南自由貿易港の北西部に位置する昌江黎族自治県は、海南の黎族と苗族の慣習を体験できる中国全土からの観光客を引き付ける一連の活動を開催した。

Changjiang Media Convergence Centreによると、4月15、16日に昌江黎族自治県は、黎族と苗族の原生態民謡、黎錦と苗族刺繍の競技大会、民族かがり火、王下鎮「黎花里」観光体験、陶芸体験なども催した。

毎年開催される「三月三(Sanyuesan)」は、海南の黎族と苗族の人々により数千年にわたって継承されてきた文化的慣習で、彼らが先祖を追悼し、新たな誕生を祝い、生活を賛美し、英雄を称え、若い男女の愛を追求する伝統的な祭りである。

2021年海南黎族苗族伝統祝日「三月三」の祝祭活動の主会場である昌江黎族自治県は4月14日に興味深いスポーツ大会を催し、公園エンターテインメント、棒でヤシの実を打つ競技など少数民族の伝統的なスポーツに多数の観光客が集まり、歓声を上げて楽しんだ。

昌江は美しい自然の景観と海南の少数民族の独自の文化で有名である。昌江では、昌江瓊劇(地方京劇)、黎族民謡、ユニークな地元文化の村歌を楽しむだけでなく、205の景勝地を訪れることもできる。中でも、Changjiang Rainbowstone Bay(昌江棋子湾)とBawangling Natural Reserve(覇王峰国家級自然保護区)は海南省の17重点観光景勝地に選定されている。このほか、2万年前の人類遺跡である銭鉄洞(Qiantie Cave)、王下鎮洪水村の民族伝統住居「船型屋」、皇帝洞(Emperor Cave)、峻霊明王廟(Temple of King Junling)、古都・昌化(Ancient City of Changhua)などがある。

ソース:Changjiang Media Convergence Centre

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