【東京女子】上福ゆき 独自路線ブチ上げ「ハーレーで入場したい。私は峰不二子になる」

本紙を訪問した上福ゆき(右)と角田奈穂 

東京女子プロレスのインターナショナル・プリンセス王者、上福ゆき(28)と角田奈穂(34)が19日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れ、今後の抱負を語った。

2人は17日後楽園大会の同王座戦で激突。V3に成功したばかりの上福は「しばらく防衛戦はしたくない。昨年の11月からずっとタイトルに絡む戦いが続いたので。しばらく6人タッグとかでやりたいなって」と語った。

タイトル戦線はしばらく離れ、自分磨きに集中する。「もっと洋風の路線をいって、アイドル(路線)のアンチにいこうと思う」。同団体はアイドル出身者や現役アイドルが多く在籍し、SKE48の荒井優希(22)も5月4日の東京・後楽園ホール大会から本格参戦する。

上福は荒井の参戦を歓迎しながらも「東京女子はリングがピンクじゃないですか。嫌なんですよ。興行名も『モーニング娘。』のCDのタイトルをもじっていたりで、アイドルこそ正義みたいで。(東京女子代表の)甲田(哲也)さんが個人的に好きなのは別にいいけど…。試合後にいかにかわいくアピールするとかあこがれるけど、私には無理」と感じている。

アイドル好きなファンを取り合うのではなく「(プロレスに)興味のない人を引っ張ってきたい」という思いから、あえて別路線を歩む。現在はバイクの免許を取るため教習場に通っているそうで「ハーレーで入場したいなって。私は峰不二子になろうと思って」と笑顔をのぞかせた。

一方の角田は「まだチャンピオンはあきらめていない。次に挑戦表明する時は、自分のためじゃなく、東京女子っていう名前を出して、もっと団体を背負える選手になって挑戦表明したい」と巻き返しを誓った。

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