【多摩川ボート・ヴィーナスS】2着争いの注目は大外・小野生奈のまくり差し

大外・小野生奈の強襲に期待

ボートレース多摩川の「ヴィーナスシリーズ第2戦 是政プリンセスカップ」は19日、5日目が終了。準優勝戦3番勝負が行われ、最終日(20日)12Rで行われる優勝戦のメンバーが次の通り決定した。

1号艇・遠藤 エミ(33=滋賀)
2号艇・川野 芽唯(35=福岡)
3号艇・浜田亜理沙(33=埼玉)
4号艇・中村 桃佳(28=香川)
5号艇・広中智紗衣(40=東京)
6号艇・小野 生奈(32=福岡)

5日目準優10、11Rはやや荒れた決着となったが、12Rは遠藤がイン逃げ快勝。機力は「全部の足がいいです。バランスが取れて上位。最終日は気温に合わせるぐらいですね」と完全に仕上がっており、リズムも絶好。逃げ切っての今年2回目のVが濃厚で、むしろ焦点は2着争い。そこで、注目したいのが小野だ。

準優10Rは4コースから道中さばいて3着ゴール。だが1着入線の平田さやか(36=東京)が待機行動違反で賞典除外となり、〝ラッキー〟な繰り上がりで優出が決まった。「気持ち良くはないですけど…」と複雑な表情を浮かべたが、4節前の芦屋GⅡ「レディースオールスター」からの連続優出は継続。その中身もV→準V→準Vと濃厚で「そんなに思い切ってはやっていないけど、いろいろと調整の勉強をしていて、それがレースに出ているんだと思います」と、自ら好調の秘訣を明かした。

「4日目が一番良かったけど、乗り味も含めて、まだしっくりとはきてない。6コースになると思う。ハンドルを切って、しっかりかかるように調整したい。何とか連に絡めれば」と、大外から艇間を突き抜けるまくり差しで、準V以上を狙う。

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