ゴールデンウィークにとんでもないイベントが計画されている。
新型コロナウイルスの感染者が増加し続ける中、感染防止のために着用必須となっているマスクをあえて付けない、ノーマスクで行うピクニックが国内の主要都市で開催されるという。
同イベントはツイッター発の企画で「#全国同時ノーマスクピクニックデー~2021年は、2019年の笑顔を取り戻そう~」と題し、来月の1日と2日に行われる。
主催者が作成したと思われるホームページでは「日本全国1つ空の下、同じ想いの人たちがつながり合い、新鮮な空気を吸って、素顔で笑い合い、楽しく遊びませんか?」と呼びかけられている。
場所は東京・世田谷区の都立砧公園や西東京いこいの森公園、そのほか秋田県から沖縄県まで16か所での開催を予定しており参加は無料。場所は自由に選ぶことができるようだ。
また、サイトには参加にあたってのお願いとして「万が一、マスク着用について声がけ等された場合には平和的に対応しましょう」とも書かれていた。
国内では、変異株などの影響で感染者が急増しており、東京都と大阪府は今後、緊急事態宣言の発令も検討している。そうした中で、同イベントが計画されていることにネット上では「気が狂っているとしか思えない」や「警察沙汰になりそう」など、批判が殺到した。
各開催地の代表者らのツイッターを確認すると、全員反マスクや、ワクチンの不要などを訴えている人物だった。
19日夜、波紋を呼んだ同イベントのサイトは「準備中」とされ一部が閲覧できなくなった。
新型コロナは屋外では感染しにくいと思われているが、過去に河原でバーベキューを行った団体でクラスターが発生した事案もある。感染者の増加やトラブルなどイベントの開催による懸念材料は山積みだ。