【マラソン】五輪テスト大会に代表5選手出場 中村匠吾「コースの確認をメインに」

中村匠吾

北海道・札幌市内で5月5日に行われる「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」の概要が19日に発表。ハーフマラソンには、五輪代表に内定している5選手がエントリーした。

当レースは東京五輪のテスト大会で、本番と同じコースで実施される。ただ、新型コロナウイルス感染症対策として、主催者側は沿道での観戦自粛を呼び掛けた。

男子は内定した3選手のうち、大迫傑(29=ナイキ)を除く2選手が出場。中村匠吾(28=富士通)は「少しずつ(コンディションを)上げてきている状態なので、これからペース設定を行って、練習の一環として出場しながらコースの確認をメインに持っていきたい」とコメント。服部勇馬(27=トヨタ自動車)も「五輪で結果を出すための走りというか、コースのチェック含め体のチェックも含め、すべて五輪に向けていい方向に持って行けるようなレースにしたいと思っている」と意気込んだ。

女子は内定した3選手がそろって出場。一山麻緒(23=ワコール)は「実際の五輪コースなので、そこで自分の自己ベストを出すことができたら、本番でもゆとりを持ってハーフが通過できると思うので、ベストで走りたい。五輪に向けていいイメージができるように今からしっかり準備をしていきたい」と力強く決意した。

また、前田穂南(24=天満屋)、鈴木亜由子(29=日本郵政グループ)も本番の地で予行練習に挑む。

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