上村・三部ペア好発進 女子複は1勝がカギを握る展開に<卓球・ビッグトーナメント>

<卓球 ビッグトーナメント 4月19日~4月22日 熊本県立総合体育館>

大会初日を迎えた19日は、男女ダブルスで予選リーグとなる第1ステージの試合が行われた。

1日目総括:男子ダブルス

写真:ミスの少ないプレーで勝利した三部航平/上村慶哉ペア(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

男子ダブルスでは、第2リーグで上村慶哉/三部航平(シチズン時計)ペアが3勝(不戦勝含む)を挙げた。山本勝也/高取侑史(リコー)ペアとの試合ではフルゲームデュースにもつれるも、シチズンペアが取り切った。

他にも、第6リーグの鹿屋良平/郡山北斗(リコー)ペアや第8リーグの江藤慧/松下大星(クローバー歯科カスピッズ)ペアなどが各リーグで勝利を重ねている。第3リーグでは、松平賢二/硴塚将人(協和キリン)ペアが既に全試合(不戦勝含む)を終えた。

1日目総括:女子ダブルス

野村萌/森田彩音ペア(デンソー)/撮影:ラリーズ編集部

女子ダブルスでは、第4リーグで野村萌/森田彩音(デンソー)ペアが2勝を挙げている。谷本史奈/小脇瑞穂(百十四銀行)ペアとの試合では、ゲームカウント1-2と追い込まれるもその後の2ゲームをしっかりと取り、3-2で勝利した。

他のリーグでは、2勝を挙げるペアが2組存在するところもあり 20日の直接対決で第2ステージとなる決勝トーナメントに出場するかが決まる。第5リーグの鈴木李茄/山本笙子(昭和電工マテリアルズ)ペアは既に全試合(不戦勝含む)を終えた。

2日目となる20日には、男女ダブルス第1ステージの後半戦と、男女シングルス第1ステージの前半戦が行われる。なお、男女ダブルスは20日の試合で各リーグからの第2ステージ出場者が決定される。

男子ダブルス見どころ

写真:2020年全日本での池田忠功・宮本幸典(リコー)/撮影:ラリーズ編集部

ダブルスは第1ステージの後半戦が行われる。男子ダブルス第4リーグでは、池田忠功/宮本幸典(リコー)ペアが第2ステージ進出をかけて残り1試合に挑む。このほか、第7リーグの定松祐輔/一ノ瀬拓巳(日鉄物産ブレイザーズ)ペアや笠原弘光/酒井明日翔(シチズン時計)ペアが第2ステージに向かって火花を散らす。

写真:全日本選手権での渡辺裕介、後藤卓也(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

第5リーグでは、ともに2勝している渡辺裕介/後藤卓也(協和キリン)ペアと遠藤竜馬/弓取眞貴(日野自動車キングフィッシャーズ)による直接対決が行われる。全員が正統派の攻撃型であるため、白熱したラリーが多くなることが予想される。

女子ダブルス見どころ

写真:宋恵佳/成本綾海ペア(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

女子ダブルス第7リーグでは宋恵佳/成本綾海(中国電力)ペアがリーグ全勝と第2ステージ進出をかけて、同じく2勝を挙げている中畑夏海/阿部愛莉(デンソー)ペアとの直接対決に臨む。このほか、第6リーグの竹前裕美子/出雲美空(エクセディ)ペアや、第2リーグの奥下茜里/三條裕紀(昭和電工マテリアルズ)ペアがリーグ1位通過を目指す。

写真:庄司有貴/相馬夢乃ペア(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

第3リーグでは全4ペアが1勝1敗の混戦状態だ。カットマンの庄司有貴/相馬夢乃(中国電力)ペアは平真由香/田口瑛美子(昭和電工マテリアルズ)ペアとの試合に勝てばリーグ1位通過の可能性が高まる。こちらの試合も目が離せない。

シングルス見どころ

写真:酒井明日翔(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

20日からは男女シングルスの予選リーグも始まる。男子シングルスは、酒井明日翔(シチズン時計)や坂根翔大(関西卓球アカデミー)らの若手から、笠原弘光(シチズン時計)や小西(吉田)海偉(東京アート)といった全日本選手権で常に上位に進出する実力派の選手たちが第2ステージ進出を目指す。

写真:永尾尭子(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルスは、永尾尭子や松平志穂(ともにサンリツ)、鈴木李茄(昭和電工マテリアルズ)らが予選リーグ1位通過を目指し試合に臨む。

また、今大会には第2ステージに世界卓球代表の石川佳純(全農)と佐藤瞳(ミキハウス)がスーパーシードに登録されており、最終日の22日に登場する。

文:ラリーズ編集部

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