芸人・浜名ランチが初レシピ本 6歳年下の夫をトリコにする「ピーラー時短料理」

自身初のレシピ本をアピールする「ハルカラ」の浜名ランチ

女芸人No.1決定戦「THE W」ファイナリストであるお笑いコンビ「ハルカラ」の浜名ランチ(35)が〝料理好き芸人〟としてブレーク中だ。「家事ヤロウ!!!」(テレビ朝日系)や「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)などで、時短&簡単でおいしい料理を披露している浜名は、12日に初の著書「浜名ランチの超時短レシピ」を出版。〝ピーラーの魔術師〟と呼ばれる浜名は、今年2月の結婚も〝ピーラー婚〟だったという――。

著書では、浜名自慢の73レシピを紹介。玉ネギの代わりにネギを使用し、ピーラーを駆使してわずか3分で作るハンバーグなど、誰でも作れる簡単&時短のレシピではあるが「見た目は簡単な料理に見えないのが裏テーマになっています」と自信の表情だ。

浜名といえば「家事ヤロウ!!!」で巧みなピーラー技術を駆使し、絶品料理を作る姿を知っている視聴者も多いだろう。
同番組内のバイトしすぎ芸人No.1決定戦「BS―1グランプリ」でも優勝。文字通り、バイトをしすぎて料理がうまくなった芸人の頂点を決める企画だが、出演者のバカリズム、カズレーザー、KAT―TUNの中丸雄一から〝満場一致〟で絶賛された。

「人よりピーラーの使い方がめちゃくちゃ早くて。真面目な顔で削っていたら『ピーラーの魔術師』という名前をいただきました(笑い)」

同番組への出演を重ねる一方「ヒルナンデス」をはじめ、ラジオや雑誌などで時短料理を披露する機会が増え、料理好きとしては夢の一つでもあるレシピ本を発売するまでになった。

「バイトしてネタ合わせをして、ライブで披露する。たまにテレビに呼んでもらったり…。その繰り返しなので、ごはんを食べる時間がほとんどない。節約したい、しっかり食べたいで、自分の中で時短メニューが増えていった感じです」

焼き肉、パスタ、焼き鳥、居酒屋、カレーなどさまざまな飲食系バイトを経験してきたが、ピーラーとの出会いは喫茶店でのバイトだった。

「定食でキャベツを盛り付けるので、毎日キャベツ2玉半くらいピーラーで千切りしてたら、めちゃくちゃ早くなってピーラーのすごさを知って。家でもいろんな料理でピーラーを使うようになりました」と熱弁。

さらに「もっといいピーラーないかな」と探し求め、今では25種類ものピーラーを揃えるまでに。キッチンの引き出しでは、フォークやスプーンは乱雑に置いてあるが、ピーラーはキレイに並んでいるという。

私生活では今年2月、6歳年下の一般男性と結婚。ピーラーとの出会いを重ねるうちに、運命の人の胃袋もつかんだという。

「いつも(料理の腕が)『天才』と言っていただきますけど、作るのがめっちゃ簡単なことを言えない(苦笑い)。仕事がどんなに遅くても何も食べずに帰ってきますね。胃袋は相当つかんでいると思う」

さらにお笑いの目標を聞くと、浜名は「お笑いは特にない! 時短料理を考えるのはネタを考えるよりも楽しい」と断言。それよりも「ピーラーの講座を開きたい」と宣言した。

「ピーラーって、じゃがいもなどの皮をむく程度だと思ってらっしゃると思うんですけど、こんなふうに使えるとか、こんな切り方があるとかを私から伝えられることがある。便利さが広がれば、もっと料理が簡単になって、料理をする人も増えるんじゃないかと」

浜名はその後も「ピーラーの開発もしてみたい!」と、熱弁をふるい続けたのだった…。

☆はまな・らんち 1985年6月3日生まれ、静岡県出身。自身のYouTubeチャンネル「浜名ランチチャンネル」でも料理を公開中。2011年に和泉杏と「ハルカラ」を結成。19年の第2回女芸人No.1決定戦「THE W」で決勝進出を果たした。

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