リヴァプールの“家族的”イメージはウソ? 「金の亡者オーナー」がバレたと現地紙

ついに本格的に動き始めた欧州スーパーリーグ構想。参戦に合意した12クラブにはプレミアリーグ王者リヴァプールも含まれている。

元マンチェスター・ユナイテッドDFギャリー・ネヴィルは「マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールが一番ムカつく。リヴァプールは民衆のクラブだと言ってきた、“You'll Never Walk Alone”、ファンのクラブだと。リヴァプールよ、マジか?私と彼らは全くいい関係にはない。私も好きではないし、彼らも私が好きではない。だが、いつも思っていたのは、彼らは正直で誠実であり、人々と自らに気を配ってきたということだった。それらは消え去った」などと断罪した。

そうしたなか、『The Athletic』は「スタッフへのメールが暴露。リヴァプールはオーナーががめつい資本家だという厳然たる事実を隠すためにファミリー的なイメージを利用している」という記事を報じた。

リヴァプールがクラブスタッフに送信したメールには「(スーパーリーグの)支払いは現在行われているUEFAトーナメントの約3倍になる模様。スーパーリーグの中心的な取り組みのひとつは、サッカーピラミッドへの財政支援を大幅に増やすこと。今回の発表が強い感情を引き起こすことは分かっているが、この決断はリヴァプールFCにとって長期的に最善の利益になると信じている」などと記されていたそう。

また、同紙は「リヴァプールの商品化はずっと前から始まっていた。現CEOのビリー・ホーガンはクラブに最初に雇用された2012年、各サポーターがどれだけお金を生み出しているかを正確に知りたがった。スプレッドシートはアンフィールドの座席あたりの潜在的な産出を明らかにし、ライブイベントなどへの参加ではなく、テレビ会社との契約を通じてより多くの金を稼げるという考えを強化した」などとも伝えている。

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ファミリー的なイメージとは裏腹にクラブ幹部は貪欲に金を稼ぐことに注力してきたということのようだ。どのクラブも収益化に必死なのは変わらないはずだが、イメージと実情に開きがあるということだろうか。

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