明日先発の大谷 打席には立たず、75球前後に制限の予定

エンゼルスの大谷翔平は日本時間4月21日のレンジャーズ戦で今季2度目の登板予定となっているが、「2番・投手」でスタメン出場した前回登板とは異なり、今回は投手に専念することになった。メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者は「大谷が75球前後に制限される予定であること」「ケガの予防のためにラインナップには入らないこと」「登板翌日の打者出場は様子を見て決める予定であること」を伝えている。

大谷が今季唯一登板したのは日本時間4月5日のホワイトソックス戦。この日は「2番・投手」でスタメン出場して第1打席で先制の2号ソロを放ち、4回まで相手打線を無得点に抑えた。ところが、5回表に二死満塁のピンチを招くと、暴投と振り逃げ(捕逸)、捕手マックス・スタッシの悪送球で3失点。本塁上で走者と交錯するシーンもあり、球数が92球に達していたため、このイニングを投げ切れずにマウンドを降りた。大谷に記録された自責点は1で、今季の防御率は1.93となっている。

今季の大谷は登板した翌日に代打で出場したのを除いて、すべての試合に2番打者としてスタメン出場しており、ここまで全13試合に出場して打率.333、3二塁打、2三塁打、4本塁打、12打点、2盗塁、OPS1.076という素晴らしい活躍を見せている。先発ローテーションの2周目は右手中指のマメの影響で登板を回避したが、ブルペンでの投球練習では「登板に問題なし」との判断が下された。ジョー・マドン監督によると、マメの再発による早期降板に備え、ロングリリーフの投手を待機させる予定となっているようだ。

なお、レンジャーズとの3連戦は日本時間4月20日からスタートし、その初戦には「2番・DH」でスタメン出場することがすでに発表されている。レンジャーズは有原航平が先発予定となっており、北海道日本ハムファイターズでチームメイトだった2人の直接対決には大きな注目が集まりそうだ。

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