グリーンコープの無農薬野菜セット 農薬付着の野菜混入か 長崎県内購入者は9人

 グリーンコープ生活協同組合連合会(福岡市)は19日、無農薬と表記してカタログ販売した野菜セットの中に、農薬の成分が残留した可能性がある野菜が含まれていたと発表した。購入者は長崎県内9人を含む15府県165人で、代金を返す。
 同会によると、農薬が残留した可能性があるのは、2月1~26日に配達された「産直有機野菜セット(晴香の里)」のピーマン。宮崎県の生産者が、ピーマンの栽培で噴霧器を使用した際、別の観賞植物用の農薬が中に残留していたため、ピーマンに付着した。3月3日の定期的な自主検査で発覚した。検出された農薬の量は国の基準値内。
 対象者には通知済みで、県内は9人14件。1回の配達につきピーマンの代金320円分を4月の総請求額から差し引く。

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