立正大学生がオンラインで制作した日本酒「立咲」が熊谷・権田酒造から発売

立正大学(本部:東京都品川区、学長:吉川 洋)と権田酒造株式会社(埼玉県熊谷市三ヶ尻1491)は、立正大学キャンパスグッズとして日本酒「立咲(りっしょう)」を制作、権田酒造ECサイトにて販売を開始しました。「立咲」は、日本酒の選定や、ネーミング、ラベルのデザインなど、制作に有志学生がオンラインで参加し、製造と販売を権田酒造が行います。

オリジナル日本酒「立咲(りっしょう)」

熊谷市内唯一の酒蔵である権田酒造と立正大学は、2013年から立正大学研究推進・地域連携センターのプロジェクトとして、これまでに15種類のオリジナル日本酒を制作してきました。ところが2020年度は、コロナ禍で大学の授業の大部分がオンライン化。対面での課外活動は自粛となり、継続してきた日本酒制作プロジェクトも、一度は中止を検討する事態となりましたが、立正大学と権田酒造で協議を繰り返し、プロジェクトをオンラインイベント化。遠隔会議ツールやITツールを用いてキャンパスグッズとなる日本酒完成をめざすプロジェクトがスタートしました。集まった5学部8人の有志は、日本酒にはなじみがないという学生ばかりでしたが、12月から3月までプロジェクトに取り組み、学生同士での意見交換、また、日本酒マーケティング・デザイン分野の専門家のアドバイスを受けながら商品を完成させました。

学生はオンラインで参加学内から専門家による講座を配信

今回のコンセプトは、「日常の中で気軽に手に取ってもらえるようなお酒」。学生メンバーはZoomやTeams,LINEグループを活用して積極的にコミュニケーションをとり、目指すグッズ像を固めていきました。
日本酒選定では、権田酒造で製造された5種類のサンプルをメンバーに発送。各自がテイスティングして「いろんな方が飲みやすいように、コクがあってスッキリとした後味でどんな料理にも合う」と、もっとも学生内で支持を集めた熊谷産酒むさし使用・四段掛けの「特別本醸造」を選定しました。

「特別本醸造」「さけ武蔵」「9号酵母」と、
学生生活の中で縁のなかった言葉

ネーミングは、コロナの時代の中、「どんな時でも立ち上がり、己の花を咲かせることができるように」との願いを大学名にかけて「立咲」としました。ボトルデザインでは、大学シンボルマークの清々しい青色の瓶に、ラベルは熊谷キャンパスの桜をモチーフにデザインし、うぇぶ屋・後藤新吾さん協力のもとで仕上げました。

以下、参加学生コメント
「全オンラインは初めてで新鮮な体験だった。最初は意思疎通ができるか不安、心配が多かった。日程調整機能を使って集まりzoomやteamsを使ってミーティングしたが、回数が増すにつれて意見は活発に、また自主的に考えて行動するようになっていった。普段は会えない離れたキャンパスの学生と話し合えたことは、オンラインならでは良い点。いろんな方が飲みやすいように、コクがあってスッキリとした後味でどんな料理にも合うものができた。フルーツと合わせても美味しく飲んでもらえるのが推しポイントです。」(心理学部2年・本間巽さん)

権田酒造株式会社HP
https://www.gondasyuzou.com/

「立咲」紹介ページ
https://www.gondasyuzou.com/shouhin/shouhin-860/