高校春季選手権バレー女子 聖和女 30大会ぶり ライバルに競り勝つ

【女子決勝、聖和女学院-九州文化学園】第1セット、スパイクを放つ聖和女学院のMB山下=佐世保市東部スポーツ広場体育館

 3月の県新人大会、1週間前の佐世保地区春季大会決勝と同カードになったバレーボール女子決勝。互いに粘り強くボールをつなぎ、ラリーが続いた熱戦の末、三たび聖和女学院が九州文化学園に競り勝った。主将のMB山下は「流れを大切にしてやれてよかった」と勝因を挙げた。
 第1セットは終盤まで一進一退の展開。聖和女学院は21-20からOH田口の強打、山下のブロックなどで4連続得点して先取した。第2セットは5-7とリードされた場面で、セッターを古川から山崎に交代。攻め方を変えて追いつくと、終盤の勝負どころで再び古川が入り、その巧みなトス回しから田口や山下が得点を重ねた。最後は25-21で勝負を決めた。
 ライバルに3連勝して、6月の県高総体へ弾みをつけたチーム。岡田監督は「選手たちの成長が見えた。また次が大事になる」と先を見据えていた。

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