厚生労働省は20日、3月末に宴会を実施したことが判明し大きな批判を浴びた老健局から、新たに出席者5人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。当時老健局に所属していた職員の感染者はこれで27人に増えたことになる。
宴会出席者の半数以上が感染
同省の発表によると、省全体で判明した新たな感染者は10人。宴会を実施した老健局に当時所属していた職員の感染は計27人となった。新たに感染が判明した10人のうち5人は宴会出席者で、宴会出席者で感染した職員はこれで12人となり、出席者23人の半数以上が感染する事態となった。
同省は国立感染症研究所から「クラスターと言って差し支えない」と見解を示されたとしているが、感染経路は複数にわたっており、宴会との因果関係は分からないとしている。