大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)を控えた20日、国技館の相撲教習所で合同稽古が行われた。大関正代(29=時津風)は関取衆と13番取って12勝1敗。持ち味の圧力をかける場面もあり「全体的に前に出る相撲が目立ったんじゃないか」と語った。
前日は大関朝乃山(27=高砂)を相手に3勝12敗と苦戦したことから「それ(前日)に比べると良かったんじゃないかなと思う」と率直な感想を述べたが、自ら体力面を課題に挙げた。「なるべく多く番数も取ろうと思ったが、スタミナ的に厳しいところがあった。今までは幕下力士とやっていたので。やっぱりレベルが違うし、それなりに疲れも出た」
そんな大関も今年で30歳。正代は「『30』は大台に乗った感覚。大卒だが、30を過ぎても元気よく取れたらいいと思っているので、意識してしまっているところはある」と明かす。それでも、まだまだ老け込むつもりはなく「タイミングがあれば大関と(相撲を取れたら)」と精力的に汗を流すつもりだ。