「ノーマスクピクニック」全面中止を発表 誹謗中傷殺到で参加者の安全考慮

感染拡大中で必需品となっているマスク

ゴールデンウイークに全国各地で計画されていた「ノーマスクピクニック」が中止となったことが分かった。20日に告知サイトで発表があった。

イベントはマスクをせずに有志で公園などに集まって、ピクニックを楽しもうというものだった。会場は全国16か所となっていた。

サイトによると「予期せぬ形での拡散・報道により、個人的な誹謗中傷なども多く見られたため、参加者の身の安全を考慮した結果、今回の企画においては全面中止とさせていただきます」と説明されていた。

また、企画意図にも言及。「お互いの表情が見えないことで心身に悪影響が出ている子ども達、マスク依存症になってしまった子ども達、今まさに顔認知を養っている赤ちゃんのために、マスクのない世界に少しでも居させてあげたい。これが企画者・賛同者の想いです」

イベント告知のインパクトは大きかった。会場に名指しされていた公園を管理する自治体担当者によると、周辺住民から「なんとか対応できないか」と不安の声が寄せられていたという。自治体はGW返上で公園の見回りを強化する方針だった。

中止になったことで会場周辺の住民も胸をなでおろしているだろう。

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