【柔道】57キロ級世界女王・芳田司 新必殺技習得に意欲「ヒントがあったら吸収したい」

オンライン取材に応じた芳田

柔道女子日本代表が京都・龍谷大学で強化合宿を開催。東京五輪57キロ級代表で2018年世界女王の芳田司(25=コマツ)が20日、オンライン取材で本番まで100日を切った現在の思いを語った。

久々となる代表の全体合宿に向け「ずっと所属で練習していたので、普段できない相手とやってそれを持ち帰りたい。いろんな相手と練習したい」と意気込んだ。

1月のマスターズ大会(ドーハ)で優勝。決勝では2019年世界選手権団体戦で敗れたサラレオニー・シシケ(22=フランス)にリベンジを果たしたが「まだ消極的というか、勢いの部分で上がりきっていない。担ぎなどの技をもっとかけたい」と貪欲な姿勢を見せる。

今合宿のテーマは「足技が単発だったり、大技へのつなぎが雑なので、そこの精度を上げること」。また大阪産業大柔道部監督の内村直也氏(51)を招聘し、背負い投げの技術指導を受けることになっており「背負いが上手な先生なので、私の柔道につながるヒントがあったら吸収したい」と目を輝かせた。

昨年の自粛期間に始めたというヨガは「朝起きてすぐ20分ぐらいやっています。呼吸が整えられて、体の状況把握ができる。『リバースウォーリア』という(体幹を鍛える)ポーズが好きです」と現在も継続中。

五輪に向けては「こんな状況なんですけど、準備してやってきたので全てを出し切って戦い抜きたい」と改めて力を込めた。

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