新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」の適用が20日に神奈川県でも始まったことを受け、黒岩祐治知事は同日の定例会見で、大型連休中の旅行について控えるよう県民に呼び掛けた。
知事は「皆さんが楽しみにされていることは十分承知しているが、今の感染状況を見ると我慢していただかざるを得ない」と述べた。
県民を対象に県内旅行代金を割り引く「かながわ県民割」も、5月11日までの重点措置の期間中は事業再開を見送る。「人の流れを止めてくださいという中で、県内であっても旅行を促進するメッセージを同時に出すのは混乱させる」と説明した。