故コービー・ブライアントさん ナイキとの契約更新せず「夫人らはかねてから不満だった」

昨年1月にヘリコプター事故で亡くなったコービー・ブライアントさん(享年41)の夫人バネッサさん(38)と「コービー・ブライアント・エステート」社がナイキとの契約を更新しなかった。19日(日本時間20日)の米スポーツ専門局「ESPN」などが伝えている。

コービーは2003年にナイキと契約。現役最後の試合で60得点した2016年4月13日に、5年間の契約延長をしていた。その期限となる今月13日をもって契約が満了したことを、バネッサさんが明らかにした。

シューズで数々のオリジナルモデルがヒット作となったナイキと決別した理由について、ESPNは「引退後やヘリコプター事故後に、限られた数量の『コービー・モデル』しか市場に供給しなかったこと。子供用シューズのサイズが少ないことにコービー側がかねてから不満だった」として「私の願いは、ファンが『コービー・モデル』のウエアやシューズを手に入れられること。アッという間に売り切れてしまうのはよくない」とのバネッサさんのコメントを紹介している。

愛称だった「マンバ」ロゴの権利はコービー・ブライアント・エステート社が持っており、すでに新たなメーカーとの契約を模索しているという。

© 株式会社東京スポーツ新聞社