【柔道】女子日本代表・増地監督 京都・強化合宿スタートに「これが最後のつもりで臨む」

合宿初日にオンラインで取材に答える増地監督

柔道女子日本代表の増地克之監督(50)が20日、オンライン取材に応じ、京都・龍谷大学で始まった強化合宿について語った。

今合宿では五輪代表、世界選手権の代表がほぼそろい踏みということで「まず世界選手権代表は決定して初めて集まってのスタート。五輪代表についても残り100日を切った。ライバルの研究を含めて情報を共有しながら準備していきたい」とテーマを述べた。

21日には自身の母校・筑波大の同級生、大阪産業大柔道部監督の内村直也氏(51)を招聘。背負い投げのスペシャリストとして技術指導を仰ぐことになっているが「外国勢は担ぎ技を仕掛けてくることが多いので、まずは背負いをしっかり知ろうと。知ることで何かヒントを得られるのではと考えた」とその意図を説明。

新たな武器として背負い投げを練習している、五輪57キロ級代表の芳田司(25=コマツ)について「器用な選手なので、内村先生の背負いというものがプラスになると思う。新たに磨きをかけるためにも21日の講習が何か起点になるのでは」と期待を寄せた。

今後は海外合宿も予定されていたが、コロナ感染リスクを考えて参加は見送る方向。GW、また本番直前となる7月の国内合宿も感染の状況次第で流動的ということで「これが最後のつもりで臨む。各選手が自分の技術、体力全てを上げていくことを目標にやっていきたい」と力強く語った。

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