コロナに感染した遺体は6体 死後数日経過した遺体も 沖縄県警が発表 

 沖縄県警は20日、2020年1月から21年3月末までに取り扱った、事件・事故に巻き込まれた疑いのある遺体を検視した結果、新型コロナウイルスに感染していた遺体が6体あったと発表した。自宅などで一人で亡くなり、死後数日経過していた遺体もあったという。

 20年に県警が取り扱った遺体は1841体(前年比56体増)。このうち、新型コロナの感染は3体。21年1月から3月末は取り扱いが517体で、このうち新型コロナ感染は3体と前年と同水準に達しており、県警は増加傾向にあると見ている。

 県警によると、高齢化に伴い取り扱う遺体は増加傾向にあり、県内では月平均150体前後に上る。新型コロナの感染が判明した遺体はすべて40代以上の女性で、療養中ではなかった。新型コロナ感染の疑いがあるとしてPCR検査を行った結果、陽性が判明した。

 感染予防の観点から、県警の捜査員は遺体を取り扱う際、ゴーグルや手袋を装着し、納体袋を二重にするなど対策を徹底している。これまで、検視による捜査員の感染は確認されていない。 

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