きょう21日（水）も東・西日本で気温が高く、午後は九州で30℃近くまで上がる所がある見込み。東京都心でも今年初めて、25℃以上の夏日となる可能性がある。
　カラッとした暑さで洗濯日和だが、そのぶん空気が乾燥するため、火の取り扱いに注意が必要だ。

夏日続出

　21日（水）は、強い日差しとともに早いペースで気温が上がっている。
　午後はさらに気温が高くなる予想で、熊本など九州北部では30℃近くまで上がる所がある見込み。空気が乾いているため、日陰では比較的過ごしやすいが、屋外での作業や運動はこまめな水分補給を心がけたい。昼間は日差しが暑いくらいだが、日が暮れると空気がひんやりするので、外出する時間に合わせた服装選びが必要だ。
　なお、北海道は気温が低く、今夜はオホーツク海側を中心に雪や雨の降る所がある見込み。

22日（木）一日の気温差大

　あす22日（木）の朝は、北・東日本を中心にけさより気温が低く、平年を下回るくらいの冷え込みの所もありそうだ。日中は引き続き、時季外れの高温となる地域が多く、九州北部で30℃近くまで上がる所がある見込み。そのほか、名古屋周辺で28℃、東京都心でも27℃くらいまで上がり、今年一番の暑さとなる所がある見通し。
　沿岸の都市部を含めて、朝と日中の気温差がかなり大きくなるため、服装や体調管理に注意が必要となる。

週末は雲が多い所も

　23日（金）も、北日本や北陸、関東は晴れる所が多い見込み。東海から西日本は、湿った空気の影響で雲が広がりやすく、一部で雨が降りそうだ。
　土日にかけては、ここ数日のような安定した晴天ではなく、24日（土）午後は東・西日本でにわか雨の可能性がある。

沖縄は雨の所も

　非常に強い台風2号が、フィリピンの東を北上している。沖縄は湿った空気が流れ込むため、きょう21日（水）の夕方以降は雨の降る所がありそうだ。沖縄・奄美はうねりを伴った高波に注意が必要で、24日（土）ごろは大しけとなる所がある見込み。小笠原諸島でも26日（月）ごろは、大しけとなるおそれがある。

（気象予報士・高橋和也）