アーチェリー・古川(青森出身)、東京五輪へ闘志/残り3カ月、フォーム修正中

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約3カ月後に迫った東京五輪本番を前に、練習に励む古川=21日、奈良県生駒市

 東京五輪のアーチェリー男子日本代表に決まった古川高晴(36)=青森市出身、青森東-近大出、近大職=が21日、奈良県生駒市の近大洋弓場で、五輪本番を前にした報道各社の取材に応じた。2004年アテネから5大会連続の五輪出場となる古川は「これからがスタート」と、3カ月後に迫った大舞台への意気込みを語った。

 今年3月の最終選考会で、青森県出身者として初の東京五輪切符を射止めた古川。現在は、練習拠点とする近大洋弓場で1日約500本の矢を射るなど、女子日本代表に決まった山内梓(22)=近大職=らと共に日々調整に励んでいる。2月には長男が誕生。家族の存在も支えになっているという。

 12年ロンドン大会の個人銀に続くメダル獲得への期待は高まるが、当の古川は「目標をはっきり言うと、自分にプレッシャーをかけて力んでしまう」と具体的な目標への言及は避けた。その上で「自分の力を出し切ることを一番の目標にしたい。力を出せば結果は後からついてくる」と強調。本番に向けて「新型コロナウイルスに気を付け、健康な状態を保つことが一番。精神面も鍛えて本番に備えたい」と話した。

 師である近大洋弓部・山田秀明監督(70)によると、古川は現在、金清泰コーチ(40)と共にフォームの修正中で「はっきり言って状況は良くない」。それでも学生時代から教え子を見続けた山田監督は「フォームの悪さは本人も自覚している。5大会も連続して五輪に出る子。1カ月もすれば修正できる」と期待を寄せた。

 古川は今後、アジアカップ(6月、韓国)出場や代表合宿などを通して調整を続ける予定。