沖縄アリーナ初の公式戦 3500人観戦 キングス惜敗

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは21日、3月に落成した新ホームスタジアムである沖縄市山内の沖縄アリーナで初の公式戦を行った。名古屋ダイヤモンドドルフィンズに85―87で惜敗したが、メモリアルゲームにふさわしく、終了間際まで激しく競り合う好ゲームとなった。詰めかけた3521人の観客は、すり鉢状に配された臨場感あふれるスタンドで熱戦を楽しんだ。

 感染症対策でマスク着用が義務付けられ、声を出しての応援は禁じられたが、観客席からは絶えず拍手が響いた。

 試合後、ファンの前でマイクを握った沖縄市出身の並里成は「試合には負けたが、この日を迎えられてうれしい。ここで新時代のキングスを築き上げていくので、一緒に戦ってください」とあいさつした。

 試合前には、17日に決まった西地区優勝のセレモニーが開かれ、リーグの島田慎二チェアマンから優勝賞金1千万円などがチームに贈られた。

 キングスはこの試合でBリーグでのホーム入場者数が通算40万人となった。

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