アスレチックス逆転サヨナラで11連勝 前田3回7失点

【ツインズ12-13xアスレチックス】(延長10回タイブレーク)@オークランド・コロシアム

アスレチックスが劇的なサヨナラ勝利でツインズを破り、連勝を11に伸ばした。9回裏にマット・チャップマンの犠飛で10対10の同点に追い付いたアスレチックスは、10回表にバイロン・バクストンの6号2ランで勝ち越されたが、10回裏二死から連続四球で満塁のチャンスを迎え、二塁トラビス・ブランケンホーンのタイムリーエラーで1点差。さらに三塁ルイス・アライズの悪送球がオークランド・コロシアムの広いファウルゾーンを転々とする間に2者が生還し、13対12で逆転サヨナラ勝ちを収めた。

タイブレークに突入し、2点を勝ち越された直後の10回裏、アスレチックスはツインズのクローザー、アレックス・コロメイの前に2者が倒れ、連勝ストップまであとアウト1つに追い込まれた。しかし、9回裏から登板して疲れが見え始めたコロメイからセス・ブラウンとエルビス・アンドルースが連続四球を選び、マーク・キャナのセカンドゴロ、ラモン・ローレアーノのサードゴロがいずれもツインズ内野陣のエラーを誘って逆転サヨナラ勝ち。開幕6連敗を喫したチームが、同一シーズン中に11連勝を記録するのは史上初の快挙となった。

今季4度目の先発となったツインズの前田健太は初回をわずか7球で三者凡退に抑えたものの、2回裏にマット・オルソンの5号ソロ、アンドルースのタイムリー、自身の暴投で合計3失点。味方が逆転して迎えた3回裏にはオルソンの6号2ラン、ブラウンの3号2ランと2本のアーチで4点を失い、3回8安打7失点でマウンドを降りた。わずか3イニングで降板するのはドジャース時代の2019年8月4日(現地時間)に3回途中5安打5失点で降板して以来であり、ツインズ移籍後では最短イニング。今季の防御率は6.11となった。

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