レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、欧州スーパーリーグ(ESL)の事実上崩壊に落胆した。
ペレス会長が公の場に登場! ESL開催を改めて主張「サッカーを救うため創設した」
ESLは今週初めにUEFAチャンピオンズリーグに対抗する新たなリーグとして創設を発表。しかし各方面から批判が相次ぎ、参加に合意していたプレミアリーグ“ビッグ6”やイタリアのクラブなど続々と撤退表明し、ESLは事実上頓挫となった。初代チェアマンを務めるペレスはスペインのラジオ番組に出演し、「3年ほど前からこのプロジェクトに取り組んできたが、説明不足だったようでひどく失望している」と語っている。
「CLのフォーマットは古く、準々決勝からしか面白くない。私たちは、ヨーロッパの重要なチームがシーズン序盤から対戦するフォーマットをと考えたんだ。数字を計算したところ、より多くの収益を上げることができ全てのチームに当てはまることができたんだ」。
「プレミアのクラブが離脱していったが、誰とは言わないがグループの中にあまり興味を示さないチームがあった。それが他のクラブにも伝染していったのだと思う。これらのディレクターはほとんどがアメリカ人で、NFLやNSAの関係者かも知れない。そしてFIFAは大きなスペクタクルを演出した。まるで原爆を投下したかのように。私たちの説明が悪かったかも知れないが、彼らもまた私たちに説明する機会を与えなかった」。
「UEFAの会長や各国のサッカー関係者がこれほど攻撃的なのは見たことがない。私は20年間サッカーに携わってきたが、このような脅迫は見たことがないし、まるで私たちが誰かを殺したみたいだ。私たちは、サッカーを救う方法を模索してきたんだ。それにESLがすでに終わったと思われているが、それは完全に間違っている。撤退したクラブはまだ離脱していないし、契約書にも明記されている」。