8月20日から劇場公開されるフランソワ・オゾン監督最新作「Summer of 85」の、予告編とビジュアルが公開された。
公開された予告編では、THE CUREの楽曲「In Between Days」に合わせて、アレックスが初めて抱く、ダヴィドへの恋の衝動が、フィルムによる撮影で美しく映し出される。互いに惹かれ合う2人だったが、愛すれば愛するほどにアレックスの満たされない気持ちは募り、女性と親しくするダヴィドに嫉妬する姿を見せる。ダヴィドがアレックスを遠ざけようとし、ケンカとなる2人。そして、不慮の事故によるダヴィドとの突然の別れが待っていることが描かれている。
あわせて公開されたビジュアルでは、永遠の別れが訪れることなど知る由もないアレックスが、ダヴィドとの愛をかみしめるように頬を寄せる姿が描かれている。
「Summer of 85」は、オゾン監督が17歳の時に出会い、深く影響を受けたというエイダン・チェンバーズの小説「Dance on my Grave」（おれの墓で踊れ／徳間書店）の映画化作。運命的な出会いを果たした美しき少年たちの、初めての恋と永遠の別れを描く。オゾン監督は、原作小説に感銘を受けた10代当時の感情を投影しながら、これまでにオゾンが描いてきた過激な恋愛描写を封印し、少年たちの忘れられないひと夏の恋物語をみずみずしく描く。また、1980年代のヒットソングの数々も使われている。
完成した作品は、第73回カンヌ国際映画祭でオフィシャルセレクションに選出、第15回ローマ国際映画祭で観客賞を受賞、第15回ローマ国際映画祭で観客賞を受賞、第46回セザール賞で作品賞含む12部門にノミネートされるなどの評価を受けている。
【作品情報】
Summer of 85
2021年8月20日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
配給：フラッグ、クロックワークス
© 2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE PICTURES
