島根県「第4波に入った」 22日の新型コロナ、2日連続で2桁感染

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県内で計10人の感染が確認され、県民に感染予防の徹底を呼び掛ける県健康福祉部の安食次長(右)

 島根県は22日、新たに5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。海士町在住の4人と雲南市在住の1人。2人が変異株の感染で、残り3人は今後検査するという。松江市の発表分と合わると計10人で、県は初めて2日連続で感染者が2桁になったことを受けて「県内でも第4波に入った」との見解を示した。

 県感染症対策室によると、海士町の4人はいずれも21日に発表された同町の感染者の接触者。初確認から2日間で計7人に広がった。同室は幅広にPCR検査を実施するとし、最大で約600人規模になるという。そのうち、21日に128人、22日に約200人が検査を受けたという。

 同町の1人は県立学校の教職員という。15日から最高で38度台の発熱と解熱の症状を繰り返していたが、朝の体温測定で発熱がなかったため、21日まで勤務していた。県教委は管理職が発熱を把握していなかったとし、「各学校に健康管理の徹底を求める」とした。

 雲南市在住の1人は20代男性。21日に松江市が感染を発表した松江市在住者と同じ職場という。4月に入って「まん延防止等重点措置」が適用された地域へ移動していた。変異株の感染が判明したが、無症状という。

 県は、全国的に第4波の感染拡大と言われる中で、県内でも広範囲で多数の感染者が確認されているとして、第4波が広がっているとした。健康福祉部の安食治外次長は「県内でも継続的な感染対策の実施、徹底をお願いしたい」と強調。大型連休に向けても「感染がまん延している地域への不要不急の行動は自粛してほしい」と呼び掛けた。

 22日午後4時現在で、感染が判明した後に即座に入院できる「即応病床」として100床を確保しており、23人が入院した。県は来週までに即応病床を133床に増やして対応するとした。(高橋良輔)