重慶の高山で2億6000万年前の火山岩を発見―中国

©株式会社 Record China

52年目のアースデイに当たる22日、重慶市規画・自然資源局は重慶市で現在唯一の火山岩観察ポイントを発表した。それは今から約2億6000万年前の峨眉山玄武岩で、その岩層には多くの腕足類の化石が存在しており、四川省と重慶市の地域がかつて、大海原だったことを物語る。科技日報が伝えた。
重慶市地質鉱産探査開発局川東南地質大隊の案内で、筆者は重慶市渝北区と四川省華鎣市の境界に位置する華鎣山の山頂を取材した。華鎣山の最高地点にある宝鼎光明寺の標高は1590メートルで、観測ポイントはこの寺から北に200メートルの路傍にある。火山岩層はねずみ色、暗いねずみ色で、風化後は黄土色。岩性は玄武岩で、気孔状・アンズ状の構造を持つ。
川東南地質大隊の上級エンジニアの任廷聡(レン・ティンツォン)氏によると、大隊は地質調査中にこの場所で65センチメートル、40センチメートルの2層の火山岩層を発見した。鑑定により、緻密塊状玄武岩とアンズ状玄武岩であることが分かった。彼らは火山岩の成分を分析し、そして火山岩の中から腕足類や腹足類などの動物化石を発見した。
重慶市の古生物学博士の張鋒(ジャン・フォン)氏は「斉一説の原則に基づくと、これらの腕足類の化石によって重慶の太古の時代の環境を再現できる。腕足類と二枚貝は二大主要動物で、腕足類は太古の時代に支配的地位を占めていた。腕足類は現在、温かく浅い海域で生息している。そのため重慶も太古の時代には温かく浅い海域だったと推測できる。造山運動と地殻上昇を経て、揚子海から巴蜀湖に変化し、最後に陸地を形成した。これは火山岩の年齢を判断するため根拠を提供した」と述べた。
任氏はまた、「約2億6000年前、中国西南地域のマントルプルームが溶けたマグマが華鎣山断裂、竜門山断裂、宝興-宜賓断裂、金沙江断裂などの大型断裂帯に沿って噴出・溢流し、峨眉山の玄武岩を形成した。峨眉山の玄武岩は現在、主に四川省、雲南省、貴州省など西南部にあり、分布範囲は50万平方キロメートル(フランスの国土面積に相当)を超えている。この火山噴火期間が、西南地域最大の生物絶滅を引き起こし、海洋生物の90%、陸生生物の70%を絶滅させた可能性が高い」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)