【新型コロナ】22日の神奈川、1月以来の新規感染300人超 死者は2人

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で22日、新たに2人の死亡と、10歳未満~90代の男女318人の感染が確認された。うち感染経路不明は155人。1日当たりの感染者発表数としては、2度目の緊急事態宣言が解除された3月22日以降最多で、300人を超えたのは1月31日(390人)以来となる。

 横浜市内で死亡した80代女性は3月30日に陽性と分かり、4月18日に亡くなった。感染経路などの経過や死因は非公表という。藤沢市内で死亡した80代男性は3月19日に陽性が判明し、中等症で入院していた。

 横浜市内ではクラスター(感染者集団)が発生し、既に34人が感染した慶応大のラグビー部で新たに部員ら32人の陽性が判明した。32人の中には合同練習をしていた慶応高校の部員6人も含まれているという。

 保健所の医師・看護師で構成する「横浜積極的疫学調査チーム」が同大の部員や監督、コーチ・スタッフなど約160人を対象に集団検査を実施しており、新たに高校の調査にも着手したという。

 クラスターが発生している小田原市の社会福祉施設「竹の子学園」で新たに入所者1人の感染が判明し、感染者は60人となった。

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 県は22日、県内で既に発表されている新型コロナ感染者のうち、新たに10~80代の男女58人が変異株に感染していたと発表した。1日当たりの発表人数は過去最多。このうち3人が英国株と確認され、12人が英国株の疑いと判明した。県内の変異株感染者は累計420人となった。

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