長崎県の聖火リレー予定通り実施 コロナ状況で30日までに再検討も

 長崎県内で5月7、8日に予定されている東京五輪の聖火リレーについて、県は22日、現時点で予定通りに公道で実施することが県実行委員会で承認されたと発表した。ただし、今後、新型コロナウイルス感染状況に急激な変化があった場合は、走行日1週間前の30日までに実施方法の変更を検討するとしている。
 県スポーツ振興課によると、感染の急激な変化の判断基準は▽県が感染の広がりを示す段階を「ステージ4」に引き上げる▽特別警戒警報の発令▽各地でクラスターが発生-など。これらの状況になった場合は、公道でのリレー中止や無観客でのセレモニー実施などを検討する。
 走行各市町の首長らでつくる県実行委員会では、県内の感染状況を踏まえ、予定通りの実施について慎重な意見もあったという。同課の野口純弘課長は「現段階では他県も実施をしているレベルなので、様子を見ようという結論になった」と説明した。


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