マリナーズが3安打で7得点 1994年以来27年ぶりの珍事

【マリナーズ7-3レッドソックス】(延長10回タイブレーク)@フェンウェイ・パーク

マリナーズはレッドソックス先発のニック・ピベッタの前に6回表二死まで無安打に抑えられていたが、延長タイブレークを制して7対3で勝利。11連勝中のアスレチックスと並んで地区首位タイかつリーグ最高勝率タイに浮上した。3安打で7点を奪ったマリナーズだが、「3安打以下で7得点以上」は1994年4月12日(現地時間)にアスレチックスが2安打で8点を奪って以来の珍事となった。

2点ビハインドの6回表、マリナーズは二死から連続四球でチャンスを迎え、タイ・フランスのチーム初安打となる2点タイムリー二塁打で同点。7回裏に1点を勝ち越されたが、8回表に再び連続四球で無死1・2塁のチャンスを作り、J・P・クロフォードの送りバントがレッドソックス3番手のアダム・オッタビーノの悪送球を呼んで3対3の同点に追い付いた。

試合はそのまま延長タイブレークに突入し、マリナーズは10回表一死3塁からチーム2本目のヒットとなるサム・ハガーティのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。さらに、二死1・2塁からミッチ・ハニガーにチーム3本目のヒットとなる5号3ランが飛び出し、勝利を決定付けた。10回裏はマリナーズ6番手のアンソニー・ミセビッチが三者凡退に抑えて試合終了。わずか3安打に終わったマリナーズだが、接戦をモノにしてレッドソックス4連戦の初戦を制した。

なお、レッドソックスの澤村拓一に登板機会はなかった。

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