ワクチン18回分廃棄、製造10年の冷蔵庫故障 山口県の医療機関 新型コロナ

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山口県庁

 山口県は23日、県内の医療機関が保管していた新型コロナウイルスのワクチン18回分について、冷蔵庫が故障したため廃棄したと発表した。同様の理由での廃棄は中国地方では初めて。

 ワクチンは医療従事者向け。この医療機関には19日に分配され、市販の冷蔵庫を薬品専用にして保管していた。21日夜の時点では正常に動いていたが、翌22日朝に電源が切れているのを確認。解凍後のワクチンは2〜8度で保管しなければならず、故障後の経過時間が不明として医療機関の判断で廃棄した。冷蔵庫は製造から約10年たっていた。

 県は、接種を行う県内の全医療機関に対し、適切な温度管理などを求める文書を送った。「人為的な原因ではない」として、医療機関の所在地などは公表していない。県新型コロナウイルス感染症対策室の村尾清人企画監は「管理を徹底して再発防止に努めたい」としている。(中川晃平)