楽天グループ、「楽天デリバリー」と「楽天リアルタイムテイクアウト」をぐるなびに譲渡

楽天グループは、「楽天デリバリー」と「楽天リアルタイムテイクアウト」事業を、ぐるなびに7月1日付で継承することを決めた。

楽天グループとぐるなびは2018年7月、資本業務提携を行い、楽天グループがぐるなびの発行済株式のうち9.61%を取得し、2019年5月にも追加取得の上、持ち株比率は14.96%に拡大している。

2018年10月より楽天IDとぐるなび会員IDとの連携を開始し、ぐるなびのオンライン予約で楽天ポイントを貯めることを可能にしているほか、2020年7月にはテイクアウト支援サービス「楽天リアルタイムテイクアウト」と「ぐるなび」サイトとのサービス連携を開始している。

譲渡の理由は、「両社のアセットを効率的に活用しながら、今後の協業体制をより一層強固にし、さらなる成長を目指すため」としており、楽天グループの外食関連事業はぐるなびへ集約することになる。譲渡価額は1,300万円。

「楽天デリバリー」は2002年2月にサービスを開始し、現在では全国12,000以上の店舗から幅広いメニューを出前・宅配注文できる。「楽天リアルタイムテイクアウト」は2020年5月に誕生し、飲食店の商品を事前注文・決済して指定した時間に店頭で受け取りができるサービス。

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