Wakana約2年ぶりバンドスタイルライブ 「音楽を聴いていただける空間が好き」

東京・大手町三井ホールにてワンマンライブを開催したWakana

ボーカルユニット「Kalafina(カラフィナ)」の元メンバーでソロ歌手のWakana(36)が24日、都内でワンマンライブ「Wakana Spring Live 2020 ~magic moment~」を開催した。

この公演は昨年2月にリリースしたセカンドアルバム「magic moment」の発売を機に昨年3月に企画されたものだが、新型コロナウイルスの影響で延期。約1年越しのファン待望のライブとなった。

一昨年の全国ツアーから約2年ぶりとなるバンドスタイルで、アルバム収録曲の「君だけのステージ」の作編曲を手がけた武部聡志氏が音楽監督を務めた。ステージではアルバム収録曲の「君だけのステージ」や竹内まりやの「元気を出して」といったカバー曲など、17曲を熱唱した。

コロナ禍ではオンラインライブなども経験したというWakanaは「音楽はどんな形でも楽しいとは思っていたが、実際に音楽を聴いていただける空間が好きだなと改めて感じました」と語った。昨年3月にライブを延期してからの、この1年間について「歌とよく向き合うことができた一年だった」というWakana。「色々な曲を聴いて自分の中に取り入れたいという思いが強くなっていた」と振り返った。

今回の公演についてWakanaは「今回のライブは一度お預けだったこともあり、バンドメンバー全員で一緒に楽しみたいという気持ちに溢れていて、また武部さんに全曲弾いていただけるのは今回が初めてなのでとてもうれしい」と音楽監督を務めた武部氏との再共演を喜んだ。武部氏も「今日はWakanaがいつもにも増して『伝えたい』という思いがすごく歌に乗っていて、その波動がお客様にも伝わって、すごく良いキャッチボールができた」と手応えを感じていた。

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