【東日本大震災10年】東北4紙、10年の歩み紹介 「3.11」翌日の紙面も展示

東日本大震災について伝え続けてきた地元紙4社の10年の活動を紹介する企画展=横浜市中区のニュースパーク

 東日本大震災から10年、被災地の復興や人々の歩みを伝え続けてきた東北3県の新聞社4社の活動を紹介する企画展が24日、横浜市中区のニュースパーク(日本新聞博物館)で始まった。各年の「3.11」紙面など計169点を展示し、全国で相次ぐ災害や防災・減災に向けた各社の取り組みなども紹介。担当者は「人を守り、ストーリーを伝え続ける新聞の役割を感じてほしい」と呼び掛けている。

 4社は岩手日報社(盛岡市)、河北新報社(仙台市)、福島民報社、福島民友新聞社(いずれも福島市)。被災しながら発行した震災翌日(2011年3月12日)の紙面や福島第一原発事故を報じた同13日の紙面を展示。12~21年の「3.11」の1面も並べられ、復興の過程や今も続く原発事故の影響をどう報じてきたか伝えている。

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