新基地抗議粘り強く 市民、継続誓う 辺野古護岸着工4年

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、政府が護岸工事に着手して25日で4年となった。ヘリ基地反対協議会のメンバーや市民らが24日、名護市辺野古の松田ヌ浜に集い、新基地建設に抗議の声を上げ続けることを誓った。

 浜には60人超が集まった。日頃から海上で抗議運動を展開している市民らは「(埋め立て工事によって)どれだけの生物の命が奪われているのか。許されない」と訴えた。参加者は新基地建設断念を求めるアピール文を読み上げ、シュプレヒコールを繰り返した。

 3月にヘリ基地反対協議会の共同代表に就いた豊島晃司さん(69)は「ずっと抗議運動を続けてきた人々に敬意を表したい。新たな基地は必要ない。粘り強い運動を続けたい」と気持ちを新たにした。

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