元サッカー日本代表・奥大介さんの「思いを受け継ぐ」 名波浩さんら宮古島にサッカーボールなど寄贈

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子どもたちに「夢を持って努力を続けてほしい」とメッセージを送る名波浩さん

 【宮古島】2014年に宮古島市で交通事故死した元サッカー日本代表選手の奥大介さんと、ジュビロ磐田時代にチームメートだった元日本代表の名波浩さんらでつくる「奥大介Presents宮古島スマイルプロジェクト」のメンバーが9日、宮古島の子どもたちに役立ててほしいと市社会福祉協議会などに食料品やサッカーボールを寄贈した。名波さんは「大介の思いを受け継ぐ取り組み。少しでも役に立てたらうれしい」と述べた。

 同プロジェクトには名波さんのほか、元ジュビロ磐田の福西崇史さんや元横浜Fマリノスの久保竜彦さん、元浦和レッズの坪井慶介さんと元ガンバ大阪の播戸竜二さん、元サンフレッチェ広島の佐藤寿人さんに加え「湘南乃風」のHAN-KUNさんの7人が参加している。

 同プロジェクトでは奥さんの思いを受け継ごうと、15年から市内でのサッカー教室や市内高校生と試合する「ドリームマッチ」などを開催してきた。しかし、昨年は新型コロナウイルスの影響もあって開催を断念していた。

 島の子どもたちとのつながりを継続しようと食料品の寄贈を企画。生活困窮者を支援する市社協や児童家庭支援センター、特別支援学校などにインスタント食品など1635個と、915キロ分の米を寄贈した。今後、市社協を通じて各団体に配布される。

 寄贈先代表あいさつで宮古病院の本永英治院長は「宮古島を愛してくれた奥さんの思いを受け継いでもらい感謝している」とお礼を述べた。

 名波さんは「多くのスポンサーに同意してもらった取り組み。これからも継続していきたい」と述べ、島の子どもたちには「コロナ禍で活動の制限が多いが努力と歩みを止めてはいけない。試練ととらえて一生懸命取り組んでほしい」とエールを送った。

座喜味一幸市長(左から4人目)を表敬した名波浩さん(同5人目)ら元サッカー日本代表選手たち=9日、宮古島市役所