こんにちは、みーこパパです。キャプテンスタッグ2021年新製品の取材で、東京支社ショールームにお邪魔してきました!2021年に発売される新商品は既に販売済みのものを含めて200点ほど予定されております。200点の中からほんの一握りですが、注目のキャンプギアを紹介させていただきます!
2021年キャプテンスタッグ新チェアはコンパクトで機能性あり
CSブラックラベル ロースタイル コンフォートチェア
まずはこちら、CSブラックラベル ロースタイル コンフォートチェア。単なるローチェアではなく、リクライニング機能が付いております!
リクライニング操作は簡単で、両側のひじかけ前部を持ち上げて前後にスライドするだけ。背もたれが連動して動き、3段階に倒すことができます。
背もたれを一番起こした状態。座っているのは身長170cmの筆者です。座面が低いので、脚を投げ出しリラックスできます。背もたれが起きているので食事もしやすく、一番多用するであろうモードです。焚き火に向き合うにもちょうどいい高さですよ。
背もたれの角度が真ん中の状態。座面が前後に広く作られておりまして、少し前寄りにお尻を乗せることで背もたれに頭を預けて、このまま寝ることもできます。キャンプでは食後、焚き火をみながらリラックスするには最適でしょう。
背もたれを最も倒した状態。寝ることもできますし、夜空の星を見上げるにもベストなポジション。こちらも少し前寄りに腰掛けることで、頭は背もたれに乗せられます。
背もたれ背面には収納ポケット付き。キャンプ場のパンフレットやグローブなどを入れておけます。必須ではないけれど、あると嬉しい付加機能。
収納方法は収束型ですが、長さが670mmと短くなっております。キャンプ用収束チェアは収納長さが1m前後になる商品も多いので、チェアの台数が増えるほど場所も取ります。この商品ならコンパクトカーでも余裕で積載できますよ。
トレッカー ザ ライトチェア
続いて、より軽くコンパクトなチェアをご所望の方には、こちらのトレッカー ザ ライトチェアがおすすめ。ブラックとカーキの2色展開です。重量は約1kg、収納サイズは145×110×長さ370mmに抑えられています。
座面に載っているのが収納状態です。徒歩や自転車キャンパーでも余裕ですね。
重量に関しては世の中にはもっと軽量なウルトラライトチェアもございますが、あえてそこは追求しなかった理由があるんです。
脚の真ん中、ブリッジ部分のパイプが2本見えますでしょうか。この2本のポールのおかげで、強度が向上・ねじれが発生しなくなっております!
この型の他社製チェアをお持ちの方でしたら、座ったまま体重移動しようとした際に転びそうになった経験があるのではないでしょうか。脚のねじれが発生するとそういった事が起きやすいのですが、2本のポールがその不安を解消しています。
普通に作ったのでは社内の安全基準を満たせず、数年研究してこの形に行き着いたそうですよ。超軽量よりも安全さを目指した商品です。
座面も広めに作られており、お尻がギュッと締め付けられる感じがありません。形だけ某メーカーを模倣したような低品質の海外製品も多いですが、これは安心できる大丈夫なやつですよ。
耐荷重値は80kgになっていますが、以前の新潟本社取材でも伺った通り、キャプテンスタッグではチェアなどに関しての安全基準は特に厳しくなっています。耐荷重は公表値の3倍でテストしていますので、耐荷重値145kgの他メーカー製品に比べて弱いということはございません!筆者も手に取り、実際に座って確認済みです。
大人気のキャプテンスタッグソロテーブルに新商品が登場!
ステンレス ソロテーブル
続いてはソロ用の小さいテーブルの新商品。ステンレス ソロテーブルです。その名が示す通り、天板にステンレスを採用して熱に強いテーブルです。
キャンプ用テーブルにはアルミがよく使われますが、アルミニウムは約150℃前後で歪みや変形が発生します。対してステンレスの耐熱温度は、一般的に最低500℃前後。耐熱性だけではなく、強度にも優れています。
こちらが収納状態、295×105×厚さ25mmの薄い板状になります。収納袋も付属します。
天板の裏に脚が格納されておりまして、これを取り外してセットします。説明書を見て2~3回も組み立てれば覚えられるでしょう。
ステンレスなので高温に強く、カマド スマートグリル B6型の台としても使えます。芝生の地面に直接置いて、芝が熱でやられる心配もありません。灰の掃除も簡単になります。
天板長辺方向の縁の前後が盛り上がり、転落を防止するよう加工されています。シェラカップをぶちまけたり、箸や火吹き棒などが転がり落ちて行方不明になることが減りますね。
熱いダッチオーブンを置ける耐熱性と、耐荷重も10kgとソロ用としては十分な強度をもっています。折りたたみ天板は脚をセットすると安定し、真ん中で折れ曲がることもなく安定しています。
ソロキャンプはもちろん、ちょっとした物置に活躍するミニテーブルです。
キャプテンスタッグにメスティン「アルミ角型クッカー」が新登場!
ブームとなった四角いアルミクッカー・メスティンが、キャプテンスタッグからも登場です。キャプテンスタッグ アルミ角型クッカー。
フタにはエンボス加工された鹿番長が鎮座。本体はアルマイト加工されており、アルミの板厚もありしっかりした印象。
ハンドルは左右から回して真ん中に集める形で、上下左右方向の揺れにも安定しやすくなっています。ハンドル素材はステンレス鋼に滑り止めシリコン。
側面には水と米の目盛りも刻印されています。クッカーサイズはカマド スマートグリル B6型にジャストフィット。まるで専用品のようです。
同じく2021年新製品の、ダブルエンボス ミニしゃもじ16cmがピッタリ入ります。スプーンで代用すると米が潰れるので、お米にこだわる方はぜひ併用してほしいセットです。
バリ取り・シーズニング不要のアルミ角型クッカー。四角いとパッキングもしやすいので、ソロキャンプに一つあると何かと便利ですよ!
キャプテンスタッグの2021年シェラカップ関連商品
キャプテンスタッグのシェラカップは、金物の街・燕三条で作られています。飲み物を飲むためのカップとしてはもちろん、お皿や計量カップ、火にかけてクッカーとしても使えるマルチなカップです。
このシェラカップをさらにパワーアップさせられるオプションが多数登場します!
ウッドブレス シェラカップ320用カップ2個組
まずはこちらの木のお皿。ウッドブレス シェラカップ320用カップ2個組。天然木で作られた、風合いの良いお皿ですね。写真映えも良さそうです。
この木のお皿、シェラカップの外側と内側に重ねられます!収納サイズを小さくできるので、携行するのにとても便利。
底には鹿番長の刻印。これがあるだけで、つい集めたくなってしまいますね。
見た目もおしゃれですが、木は熱伝導率が低く、熱い食べ物を入れても手を火傷しにくいという実用的な利点も。ソロキャンプを豊かにできるアイテムです。
シェラカップスプーン シェラカップフォーク
テーブルで自立する、独特な形のスプーンとフォーク。スプーンは2020年の新製品で、フォークが2021年発売になりました。
このスプーンとフォークですが、シェラカップのワイヤーハンドルに引っ掛けて持ち運べます!しかも2つを同時に引っ掛けられるので、1つのシェラカップと組み合わせればソロ用食器セットの出来上がりです。
180℃の高温まで耐えられる耐熱樹脂を使用し、口当たりもなめらかなスプーンとフォーク。色はそれぞれ4色から選べます。
すくえる ボウル・ザルセット
こちらはシェラカップと重ねて持ち運べる、ボウルとザルのセットです。円形ではなく、ちりとりのように縁が真っ直ぐになっていますね。
この形をしていることで、まな板で切った食材を集めやすくなっています。フックポイントになるループが持ち手も兼ねて、コンパクトでも扱いやすいよう工夫されています。
さらに角ができるので、この角を注ぎ口に使って液体をボトルなどに注ぎやすくなっています。円形ではできない技ですね。
シェラカップの外側に重ねて収納できます。さらに140℃まで耐熱性があるので電子レンジ、食洗機にも対応。さすがパール金属を母体とするキャプテンスタッグ、調理器具を作らせたら最強です。
焚き火に強い FIREPROOF ベンチ用カバー&チェア用カバー
焚き火の火の粉がはぜて、チェアの座面に穴が開いてしまう痛い経験は多くのキャンパーがしているはず。このFIREPROOF ベンチ用カバー&チェア用カバーを使えば、安心して焚き火の側で使えます。
綿に難燃加工が施されており、多少火の粉がついたぐらいでは穴が開きにくくなっています。不燃ではないため、炎にかざすような使い方はお止めください。
キャプテンスタッグの大ベストセラー商品、アルミ背付ベンチ(通称:鹿ベンチ)にかけてみた写真です。背もたれと座面を覆って、ベンチの印象がガラッと変わります。写真のオリーブのほかにブラック、ブラウンダックの3色展開。
セット方法はベンチ(チェア)に上からかぶせて、背もたれ部分をボタンフックで留めるだけ。とてもシンプルで、カバーとして使わなければ1枚の布になります。
地面にそのまま敷いて、地べたスタイルで過ごすのもありじゃないでしょうか。地面が湿っていれば濡れてしまいますが、普通のレジャーシートと重ねてあげれば上は難燃・下は防水のシートができあがりです。
キャプテンスタッグより冬対応の寝袋が新登場! フォルス スリーピングバッグ 3
続きましてはマミー型寝袋、フォルス スリーピングバッグ 3。キャプテンスタッグでは珍しい、冬季にも対応する寝袋です。
快適温度が-3℃、限界温度が-9℃の本格派。2021年の新商品で、筆者が個人的に一番注目している商品です。関東の低地であれば、真冬でも使えるスペックですね。
中綿は軽量で保温力に優れ湿気に強い中空ポリエステル繊維(ワンサーモファイバー)。ダウンに比べてお手入れも簡単な化繊シュラフです。
収納サイズは約Φ27×高さ39cm、重量は約1,800g。収納袋にコンプレッション(圧縮)ベルトが付いており、締め付けることで体積を小さくできます。
冬用の化繊シュラフは米俵のように大きくなりがちなんですが、フォルス スリーピングバッグ 3はちゃんとコンパクトになりますね。筆者も使っている某国内登山メーカーの寝袋と同じぐらいです。
展開時の長さは220cmあり、身長180cmぐらいまで対応。圧縮された収納状態から広げてもすぐにふんわり広がりましたが、これは中綿の特性と思われます。
首元にはドローコードで締められるドラフトチューブ。冷気を遮断するため、冬用寝袋には必須の装備ですがしっかり付いています。ファスナー部分にも、冷気が入らないようにするチューブが付いています。
足元はつま先が窮屈さを感じない立体裁断。干す時に便利なループ付きです。
ダブルファスナーになっており、暑い時は足元の方だけ開けて温度調節できます。
筆者も実際に中に潜ってみました。身長170cmですが、ドローコードを締め込むことでコールドスポット(冷気がたまる余分なスペース)になる場所は無くなります。しかしギュウギュウなわけではなく足の爪先には余裕があり、締めつけ感などもありません。ちょうどいいバランスだと感じます。
ファスナーの内側部分には噛み込みを低減するテープが縫い付けられているのですが、適当に閉めると外側の生地を噛みました。中に潜っていて開閉する時は問題ないです。畳んだ状態でファスナーを閉める際は、寝袋をまっすぐ伸ばして行うようにしましょう。
しっかり暖かいのは当然として、コスパの良い化繊で、畳んだ際も巨大ではないというのがとても良いところです。家族分を揃えても荷物が巨大にならず、お財布にも優しい。今後本格的に冬キャンプを始めようという方、ぜひご検討ください。
フォルス スリーピングバッグは対応温度の違いで1、2、3の3種類が販売されています。自分がよく利用する場所の最低気温と快適温度を合わせるのが一番ですが、迷ったら一番低温まで対応する3を選んでおけば安心です。暑ければファスナーで調整しましょう。
キャプテンスタッグの大容量ソフトクーラー「スーパーコールドクーラーバッグ」
取り回しの良いソフトクーラーバッグ、スーパーコールドクーラーバッグ。サイトに馴染みやすいベージュ色です。
サイズは12L、25L、43Lの3種類。大は小を兼ねないのがクーラーですので、泊数や使用人数に応じて選びます。ソロ~2人で1泊なら12L、2~4人が1泊なら25L、4人~で1泊なら43Lといった目安です。
連泊時はもっと大きいものにする方法もありますが、小さい容量を複数持つのが簡単です。この畳めるスーパーコールドクーラーバッグでしたら、複数持っていても場所を取りません。
天板はEVA素材で、硬さがあるので簡易的なテーブルになります。ちょっとしたピクニックならこれだけでも十分ですね。
ソフトクーラーバッグは、使わない時に薄く畳めるのがポイント。自宅での収納時や、中身を使い切った帰り道は省スペース化できます。この状態でも簡易的なテーブルにできます。
折りたたみはサイドのファスナーを開けることで実現しています。ファスナーをくるくる回すだけで開閉できて便利。
内側にはポケットがあるほか、壁面をしっかり支える板も付いています。中身が減った状態でもバッグの形を四角く保ち続けられます。
保冷力も従来製品に比べて向上しておりまして、ソフトクーラーバッグとしては十分です。途中で買い出しができない連泊キャンプをされる場合は、分厚いウレタンのハードクーラーという具合に使い分けましょう。
今年の鹿番長は特にソロキャンプ用品が充実!
昨今のキャンプブームと世界的な物流網の混乱により、キャプテンスタッグでもサンプル品ですら不足しているという状況でした。ご紹介できた新商品は、ほんの一握りにすぎません。Webで2021年新製品のカタログを公開しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
特にソロキャンプ向けの商品が充実しているという印象を受けました。テントやグリル、焚き火グッズなど、コンパクトでソロキャンプに最適な新商品が多数発売されます。
高品質でも手に取りやすい価格のキャンプギアを多数リリースしてくれる、俺たちの鹿番長の活躍から今後も目が離せません。ハピキャンでも随時取り上げさせていただきますので、お楽しみに!
▼キャプテンスタッグの商品に関してはこちらの記事もどうぞ!